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(きのうからのつづき)
「県内では、所沢市だけは基本給は変えない。それが(仕事に対する)プライドである。
ゆえにその分、市民サービスで返してほしい。
時間外を減らすのも、仕事をやらないのではなく、集中して、そして、皆で協力して、やりきっていくのだ。」
そういうことを私も職員に訴えました。
職員からはいろいろな工夫が提案され、実施されます。
例えば、時差出勤制度を作って工夫しました。
審議会など夜7時から開催されるものもよくあるのですが、そういうときは朝の勤務を遅くからに設定して時間外をカウントしない。
土曜日や日曜日に臨時的に出勤せねばならない部署は、その分振替の休みをあてがって、休日勤務を充当しない。
また、朝早くから夜遅くまで勤務する職種は、勤務体制を変えて、朝出の人と夜出の人で分担して、2人とも時間内勤務とする。
などの工夫です。
こういう提案を職員のほうから捻出し、
例えば、東西クリーンセンターの第1土曜日の家庭ごみ受け入れや
市民課、国保年金課、まちづくりセンターでの第2,4土曜日開庁。
夜間収納や駅サービスコーナーや図書館の夜間開館、
保健センターのがん検診土曜日の開催、
そして、市長車運転手の勤務体制変更など、
多くの職員が自らシステムとして時間外手当を出さないように提案してくれたのでした。
また、日頃の仕事でも、ワークライフバランスディなど各部で意識的に残業抑制の日を決めて対処してきました。
さて、それによって、6000万円は減らせたのか!?
残念ながら力及ばず、3月末時点で6000万円にはどうも及ばないようであります。
実績として
昨年比
10月 17,2%削減(-934万円) 11月 13,2%削減(-637万円) 12月 4,3%増(+185万円)
1月 12%削減 (-563万円) 2月 9,4%削減 (-502万円) 計-2451万円
ですから、3月末では、きっと3000万円削減くらいとなるでしょう。
すみません! 3月までには、目標まで行きませんでした。
しかし、この改革はこの後も継続され削減は続きます。
ですから、あと3000万円達成したら「おーしまいッ」ではなく、他の自治体以上の結果を永続的に取り組んでいく、ことになるのです。
なお、国が指定してきた給料減額期間は26年3月まで、です。
他の自治体も26年度からは元の給料に戻ります。
所沢市はこれからも「公務員は市民のためにある」のプライドを持ってことにあたってまいります。
※「そんな振替とか当たり前! 民間ならサービス残業だよ!!」と言われる方もあると存じます。
が、公務員とはそういうところなんです。いくら頑張っても、功績をあげてもその分の給与は上がらない、
しかし、よほどでないとクビにならない、身分保障はされている、
という体制なのです。
そういう体制の中で、自らその有利な部分を身を削って削減している姿勢には、
自分は「本当にありがたい」と感じ、そして、それを誇りに思っております。
※ちなみ財政が厳しく、公共サービスは増える中、民間委託も進め、人は増やさず、人件費削減に取り組んできております。
すなわち、(たとえて言えば100人辞めれば70人採用して30人減らす方法で、)
平成13年から24年度までで比べれば、
平成13年度→→平成24年度で 310人を減らしています。
年度ごとの人件費【人件費=給与+共済(保健のこと)+退職手当負担金】も
平成13年度253億円→→→平成24年度227億円 で、 年間比26億円減
累計しますと75億円分人件費を減らしてきました。
しかし、役所が任される仕事、つまり、公共サービスは確実に増えてきている中、減らしてきています。
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日経新聞に記事が出た。大見出しで「県職員給与 全国14位」小見出しで「市町村は所沢が最高」と出た。
こういう書き方は困るんだけどなぁ、と思って、自分は眺めた。
確かに、その時は給料(基本給)は県内1番かもしれないけど、給与(給料+手当(ボーナスなど)=給与)なら違うのに、と思ったからです。
その調査があった時は、他市は全て半年くらいの給料減額をした時でしたが、
所沢市は違う方法で給与を減らしていたのでした。
調査はそれを反映していないのです。
つまり、
他市は給料を7,8%くらい半年減らしたが、
所沢市は給料7、8%削減分を
基本給は変えずに時間外手当を減らして対応した。
ということです。
だから、「こういう書き方は誤解されるなぁ。」と感じたのです。
市職員もかわいそうです。
そこで、さらに詳しい説明をさせていただければと存じます。
※公務員給与はいかにして決まるか
そもそも公務員の給与は、「民間企業の平均」を目安にしています。
民間とはどういうレベルか、というと
企業規模と事業所規模50人以上の事業所、です。
公務員にはストをさせない。
その代わりに人事院が上記の給与を調べ、毎年「今年は少しあげなさい」「今年は1%下げなさい」などと勧告する制度であります。
この25年度も
全78職種 12510事業所 の40万3471人分の給与が調べられて8月8日に、
「今年は民間と差がないから、給料もボーナスもそのままで良し」
と勧告されているのです。
所沢市は、人事院からの勧告を常に守ってきました。
※減らし続けてきた給与(それも所沢市だけ)
この6年間、ずっと下がり続けてきた給与。組合は大反対をしますが、これも勧告だから、と説得してきました。
私が市長になってからの2年間は、所沢市だけが減らしてきました。
23年12月には、0,2%減らせと勧告され、他市は減らさなかったのに、所沢市は減らしました。
24年には保育士さんの手当てもなくしました。
24年の人事院勧告では「55歳になったら、昇給停止」
と言われましたが、
これにも取り組んできました。
また、昇格した場合でも増額する額を減らしました。
それらをやったのは県内2自治体(所沢と宮代)だけで、あとの自治体はそれを実施しませんでした。
このように
所沢市は県内で珍しくしっかり人事院勧告に準拠し給与減額をしてきた
のです。
人事院勧告こそが民間給与との均衡を是正するものだからです。
※国の圧力
さて、24年から、国は
「大震災で復興費が必要だから国家公務員基本給を2年間だけ7,8%下げよう。模範を示そう!」
と決めました。
そのころは、
「地方(公務員の給与)は関係ないからね。これは国の姿勢を示すためのものだから。」
と言っていました。
ところが、25年度になって「やっぱり25年7月からの半年ぐらいは7,8%基本給を減らせよ」と急変したのです。
そして、
「いやだといっても、国から渡すお金(地方交付税)を、基本給の7,8%分減らしてしまうからな。」という条件付きでした。
理屈で行ったら、
・人事院勧告に従うという鉄則がある。(25年度は人事院勧告は民間と均衡しているから減らす必要なしと言っていた。)
・地方と国は独立であり、国が地方の給与を決めてくるのは、地方分権上おかしい。
また、人情的にも、
・震災で苦しみながらも活躍したのは地方公務員だったはず。国が責任を取るからと言って、地方にも強要してよいものだろうか?
とありましたが、国からの地方交付税を減らされてしまっては、あらがえません。
そこで、多くの地方自治体が基本給を約7,8%減らすことで、対応しました。
しかし、所沢は違う方法を取りました。
基本給を7,8%減らしたらいくらになるか、を計算して、
その分の給料ではなく、人件費(給与)を減らす方法をとったのです。
給与を7,8%減らすのは、今までの努力を無にし、職員の士気も低下させ、地方分権の筋も曲げてしまうからです。
また、給料は生活給であり、悪いことをしたわけでないのに給料を減らすのは、士気、やる気がそがれると判断したからです。
減らすべきは、基本となる給料ではなく、時間外勤務手当や休日勤務手当で対処しよう、ということにしました。
基本給を減らすのと、協力して時間外手当を減らしていくのとでは、結果は同じでも意味合いが全く違う
のです。
※1億4000万円分減らそう!
さて、計算したところ、給料(それに連動してボーナスも含める)の7,8%は1億4000万円になることがわかりました。
そこで、
1、市長30%、副市長20%、教育長、上下水道事業管理者15%、、常勤監査10%と給与を減らすことでまず、1000万円減らしました。
2、他市に先んじて減額したり、所沢市(と宮代町)だけが行っていた減額などがすでに4000万円にのぼっていました。
3、管理職には給料を減額をしてもらって3000万円減額。
以上で合計8000万円になります。
そして、
4、 1億4000万円に足りない、あと6000万円は時間外をなくして生み出す ことにしたのでした。
基本給は減らさないことで、その分がんばっていこう!!市民サービスもその分充実させよう!
そして、集中と協力し合って時間外を減らそう!
で頑張ってきました。
職員も意気に感じて、自ら様々な工夫をして、時間外勤務手当削減に励んでくれました。
(つづく)
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大雪の被害は大きく、市としては、支援策をしっかりやるため急きょ、追加議案を用意しているところです。
さて、先日は「ホウレンソウ農家を支援」しましたが、明日、イチゴ農家の支援を実施します。
ハウスが倒壊して、育てたイチゴが下敷きに、
商品にならないと覚悟したイチゴでしたが、
売れるもんは売っていこうよ、
と産業経済部職員がそれらを一つ一つもいできました。
結構熟れていますが、計226パック 500gのは300円で、300gのは200円で販売します。
1人2パックまでに購入制限させていただきますが、
市内イチゴ農家のおいしいイチゴをみんなで応援していただければ幸いです。
柳瀬地区 はっぴーいちご園 新井大樹さんから166パック
三ヶ島地区 水村裕介さん 60パック
出品です。
尚、はっぴーいちご園は、現在大丈夫だったハウスで営業していますので、
イチゴ狩りに遊びにいらしてはいかがですか?
http://www.happy-ichigo.com/(観光農園 はっぴーいちご園)
3月25日(火) 午前11時30分~
市役所1階市民ホールにて
すみません、お二人から指摘いただき気づきました。曜日を間違っていました。火曜日です。
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世間では3連休です。そして、お彼岸ですね。
夜、映画を見てきました。
銀の匙(silver spoon) という映画です。
僕は、中勘助の『銀の匙』かと思っていました。が、券を買ってスクーリーンに向かう途中で、少年と子豚の写ったポスターを見て
うわっ、ちがうじゃん??!
衝撃を受けました。が、仕方ありません。青春なんとかって書いてあるし、ま、いいか!!
気を取り直して中に入りました。
が、これがとってもいい映画でした。
北海道の農業高校の酪農科のクラスを舞台に繰り広げられる青春ドラマでした。
青春ドラマといっても農業高校を舞台にして展開されるので、どこかのどかで暖かく、そして、生活に根ざした地に足付いた筋立てで
大人も考えてしまう場面もあります。 http://www.ginsaji-movie.com/index.html
でも、気持ちを癒してくれる映画でした。
県議会議員時代毎年行っていた農業大学校祭。
その時感じた心持ちをまた、思い出しました。http://blog.goo.ne.jp/zenntatosannpei/e/0e5f9ac3460b6ae53229326c7192b943
主人公の相手の女の子もとっても可愛く、いい感じで、こりゃ、長澤まさみの再来だ、と思いました。(広瀬アリス)
その他、自分の好きな俳優さんがたくさん出ていたのが、また別の面でよかったのかも。
みなさん、どうぞ見てください。
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本日は、議会の委員会の2日目、
考えに考えて出した議案であるから、私たち執行部は議員(市民)にしっかり納得してもらうために、
できる限りの説明を尽くさねばならない。
さて、
先日、所沢市にあるNBAバレー団の皆様の訪問を受けました。
芸術監督の久保紘一さん曰く
「企業スポンサー、市民、行政が進んで文化を支える欧米に比し、日本にはその土壌がない。」
と。
簡単に言えばダンサーで食べては行かれない社会ということだ。
全国からNBAバレエ団に集うダンサーたちも、皆、バイトをしながら、ということになる。
久保さん自身、1989年6月、16歳にして、モスクワ国際コンクールでジュニア・シニア・男女合同にてトップ。
翌8月には、ボストンバレエ団ゲストダンサーとして招かれ、1991年からはコロラドバレエ団プリンシパルとして在籍された方だ。
NYタイムスには「完璧なるバレエの巨匠」と評され、日本人として初めてダンスマガジンの表紙を飾るなど高い評価を確立している。
2010年には、NBAバレエ団バレエマスターとして招かれ、2年前芸術監督に就任された。
「バレエは数ある芸術の中で最もストイックな芸術だと思います。」
と久保さん。
本当にそう思う。
県議会当時、知事のとことん訪問で伺った時、その稽古を見て、圧倒された経験があるからだ。
文化と国の在り方、は、考えていかねばならないテーマである。
さて、そんなバレエ団が日本の埼玉の、そして所沢に有ることを、私たちはもう少し意識していかねばもったいないのではなかろうか?!
地元にも根ざして、 もっと親しみやすく、
とNBAバレエ団はこの3月15日(土)、安価な価格でバレエパフォーマンスを企画してくださった。
こんなに間近で本物のバレエが見られることを、うれしく思う。
3月15日(土) 開場16:30開演17:00
場所:中央公民館ホール
全席自由
:一般1500円、3歳以上、学生、60歳以上1000円
演目(というのでしょうか?)
葉は色あせて 振付 アントニー・チューダー
beyond 振付 舩木城
ライモンダ第3幕より
チケット購入問い合わせ NBAバレエ団04-2924-7000
または HPhttp://www.nbaballet.org/ から
こちらは団員によるブログhttp://ameblo.jp/nbaballet/page-2.html
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(写真は、美原幼稚園の子どもたち。春が近づき、航空公園にたくさんの子どもたちが来るようになります。
議会中の昼休み、彼ら彼女らの純真な姿を眺めては、自分の善い人性を取り戻す日々です。)
3月8日(土)
今日はまず、防衛医大卒業式
63名の卒業。
身体機能、知的機能ともに優秀な人物が集結しているんだ、と思って眺めた。
皆、規律正しく覇気に満ち、一所懸命で、、若者の素晴らしさを感じさせる卒業式である。
卒業証書をもらうと、その後すぐに、陸上、海上、航空自衛隊に就く任官式となる。
本当の有事のときは、この若者たちが最前線で命を懸けて任務するのだ、と複雑な気持ちになった。
その後、今度は所沢市医師会立高等看護専門学校卒業式にも出る。
准看護師としての資格を持って、高等看護師の免許を取得すべく、決意して入学してきた人々。
彼ら彼女らも、これから医療の現場の最前線に飛び出すのだ。
卒業生の家族には赤ちゃん連れや小学生を連れた人も多い。
看護師になるため頑張ってきたお母さん、も多いのだ。
卒業生の答辞も多くの涙を誘い、苦労の2年間がしのばれた。
2つの卒業式、巣立つ人々に栄冠あれ!!
又。その前には准看護学校の卒業式もありました。
頑張ってほしいと心から期待しています。
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皆様のご協力で12時20分、売り切れました。
ありがとうございました。
これから来てくださる方、すみません。
連絡が届くかしら…。
農産物被害については、農業振興課だけでなく産業振興課も手分けして農家を訪ね、状況を把握して回ったそうであります。
この企画は農業振興課職員の発案です。
今日は若手農業者(清水さん、長谷川さん、木下さん)3人が来て、少し折れたりしたほうれん草を交えたものを売りました。
また、販売をボランティアの「所沢農産物応援隊」(法被を着ている若者)の2人が来て、販売してくれました。
早稲田の山本さんと秋草の高橋さんです。
ありがとうございました。
また、役所まで買いに(応援に)来てくださったみなさまも、本当にありがとうございました。
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2月の雪害で 所沢の農業も被害を受けた。
トンネルがつぶれた。ハウスが壊れた・・・。
雪でつぶれたトンネルの中には、所沢特産のホウレンソウが出荷を待つばかりだった。
雪の害で折れて色が変わったり売りづらくなったホウレンソウを市民の力で買って、支えます!!
場所:市役所1階ホール
時:3月5日(水) 午前11時30分~1時30分
販売価格:ホウレンソウ1把100円
JAなどに出しづらい訳ありホウレンソウです。
ps:雪害に遭わずに出荷できるほうれん草は店頭では現在1把200円以上で販売されています。
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3月3日 ひな祭り
航空公園の梅も いい匂いを放っています 深呼吸してしまいます
さて、3月1日(土)
太陽光発電 「とことこソーラー北野」が稼働しました!!
人と人、人と自然の絆を大切にして、エネルギーの自立を目指し、
省エネ、創エネ、再生可能エネルギーも進め、
もったいないの心も大切に、これからの生き方をも問うていく
「マチごとエコタウン所沢構想」
の象徴的施設として、
まずはメガソーラー売電開始です。
県内初の包括リース方式で設置。(そのほうが早くでき、負担が20年間に分散される)
20年(10年前期、10年後期)でリースし、売電により最終利益を1億3000万円見込む。
場所は北野最終処分場。
出力1,05メガワット、設置面積17300m2
見晴らし台を有し、小学校に環境講師を派遣し啓発する契約も含む。
停電時に備え可搬式リチウムイオン蓄電池を設置。
プロポーザル方式で設置事業者を選定。
平岩建設、橋本電工、大和リース、大和物流
が設置、維持管理、出前授業など受託。
これから春になれば、地面にはしろつめ草(クローバー)が咲き、丘にも花や実が鳴ります。
携わってきた事業者、地元の方々、議会、そして、環境クリーン部の面々に感謝したい。
そして、これからの躍進に期待します!!
なお、命名は小手指中 雄鹿さん と 山口在住 平塚さん それに、地元の要請で『北野』をつけてできました。
(規模が大きいと発電もすごい。霧雨みたいな天気でも57kw発電。家庭用だと0,2kwの天気でも、数があれば、この通り。)