平成28年11月28日(月)
第一、アメリカ大統領選挙で、
ロナルド・トランプ氏が当選したことをきっかけとして、
思い当たることを記しておきたい。
(1)いい加減なマスコミについて、
アメリカのマスコミのほとんど全てが、
ヒラリー・クリントン有利と報道してヒラリーの当選を予告し、
我が国のマスコミのほぼ全てが、
アメリカのマスコミに忠実に(盲目的に)従って
アメリカと同じ報道を続け . . . 本文を読む
平成28年11月26日(土)
毎年、十一月の二十五日と翌二十六日が来れば、心に浮かぶ。それは、
昭和四十五年(1970年)十一月二十五日の
三島由紀夫・森田必勝の市ヶ谷台の自衛隊東部方面総監部における自決、
明治三十七年(1904年)十一月二十六日の
日露戦争旅順要塞攻防戦における三千名の白襷決死隊の突撃と玉砕。
今年の十一月二十五日も、
穏やかな温かい小春日和の日差しが、紅葉と枯葉を . . . 本文を読む
平成28年11月23日(水)
(1)ロシアとは、どういう国か。(私流に)概観したい。
ロシアとは、我が国の南北朝時代に、ボルガ川流域で、
支配者であったモンゴルの手下・尖兵となって周辺部族の反タタール蜂起を制圧して勢力を伸ばした種族を基盤として、
十六世紀半ばに、モスクワでイワン四世がツァーリ(皇帝)を名乗って
モスクワ大公国(ルーシーではないが、モスクワ・ルーシーと名乗る)
として出現し . . . 本文を読む
平成28年11月21日(月)
ペルーのリマで行われた安倍総理とプーチン大統領の首脳会談に関して、
重大な懸念を表明する!
十二月のプーチン大統領の山口県長門市訪問向けて、
日露交渉はプーチンのペースで進んでいるからだ。
会談の前半、我が国の「ロシア経済協力相」が、
次官級協議でまとめた我が国の対露経済協力プランについて説明すると、
プーチン大統領は、「良い計画だ」と評価した。
. . . 本文を読む
平成28年11月16日(水)
トランプ氏のアメリカ大統領当選に対して、
そのトランプという人物の「不確定要因」の分析が盛んだが、
不動産屋が、突然、新しい大統領になるのだから、
「不確定」
は当たり前だ。
従って、トランプよりも、
まず、今我が国が注視し克服すべき事態は何かを見つめよう。それは、
韓国・朝鮮半島の「不安定要因」、
ロシアのプーチンの「隠された対日戦略 . . . 本文を読む
平成28年11月15日(火)
数日堺を留守にしていて昨夜帰宅してTVニュースを見ると、
例の皇室に関する「有識者会議」が、
次から次へと司法試験の口述試問のように、
「識者」を官邸に呼び込んで
今上陛下が八月八日にご表明された御意向に関して
如何に対処すべきかという意見を聞いていた。
その意見聴取の要点は、
第一に、今上陛下の「譲位を認めるか認めないか」、
譲位を認める . . . 本文を読む
平成28年11月10日(木)
アメリカ大統領にドナルド・トランプが当選した。
予測通りである!
では、これは、我が国にとって、いい結果なのか悪い結果なのか。
いい結果である。
いや、いい結果にできる。
何故なら、今こそ、我が国の従来の発想を転換しなければならないからである。
従来の発想とは何か。それは、戦後体制の発想である。
つまり、トランプ大統領になれば、
我が国独特の . . . 本文を読む
平成28年11月9日(水)
この度のアメリカ大統領選挙も第二次世界大戦後の世界秩序崩壊という
国際政治の地殻変動の上で行われている。
この地殻変動は、武力によって領土領海を拡大する
核保有大国の中共とロシアの軍事行動によって顕在化したが、
それは、アメリカのオバマ大統領が、
アメリカの後退を鮮明にしてお膳立てをしたものである。
従って、アメリカ、ロシアそ . . . 本文を読む
平成28年11月6日(日)
ミャンマーの「実質的国家指導者」である
アウン・サン・スーチー女史が来日している。
もっとも、来日した彼女は、
自国を「ミャンマー」と言わず「ビルマ」と呼んでいるが。
その訳は、
ミャンマーは、いわゆる軍事政権時代の国名で、
私は、認めたくないということだろう。
日本では、「ビルマの竪琴」という実話的小説が広く日本国民に読まれた . . . 本文を読む
米国大統領選の候補者二人共がTPPに反対を表明する中で、
なぜ日本政府が特別委員会での強行採決をしてまでこれを推進するのか。
それは米国の政治経済の真の中枢からの要請に従っているのであろう。
日本の国会承認をテコにして米国内の反対派を抑えつけて、
TPPの推進を図ろうとする彼らの戦略的な動きである。
ヒラリー候補者は、もし大統領になれば確実にTPP推進派に変身するであろう。
それはヒラリーの . . . 本文を読む
平成28年11月4日(金)
この度のアメリカ大統領選挙について述べておきたい。
ヒラリー・クリントンとドナルド・トランプのどちらが勝っても、
アメリカにとって最悪の大統領の誕生となり、
世界にとって、重大な予測不能要因の誕生となる。
その予測不能要因の中に投げ出される我が国は、
戦後体制から脱却しなければ国家の存続が確保し難くなる。
従って、我が日本に . . . 本文を読む
毎日のようにテレビを賑わしているオリンピックの施設の問題や豊洲市場の問題は果たしてそれほど重要なものか。
オリンピックであれ豊洲市場であれ、国全体の問題としてはそれ程大きな影響がないと思う。
それよりはるかに重要な問題は今国会で審議中のTPPの締約交渉の問題である。
皮肉な見方をすればTPPの問題から国民の目をそらす為に政府とマスコミが一体となって四の五の問題をあえて前面に出して騒ぎ . . . 本文を読む
平成28年11月1日(火)
十月三十日の日曜日の朝、
本通信で「毒の樹の果実を食べるな」を送信してから、
京都中京区の御所の近くにある弁護士の南出喜久治氏の事務所に行き、
そこで南出喜久治氏と、約四時間の対談をした。
その南出事務所の前には、対談が行われることを知らせる紙が貼られていた。
その紙には、確か「二人の奇人、世紀の対談」と書かれていたと思う。
この対談は . . . 本文を読む