平成28年12月31日(土)
外交における平和友好路線と軍事を混同してはならない。
我が国は、混同している。
従って、軍事的に非常識でナンセンスなことをしてきた。
そして、この病理が、いよいよ顕在化してきた。
これは我が国家の存亡に係わる。
そもそも外交の路線は国別のものであり得ても、
軍事常識は世界に普遍的なものである。
従って、外交の平和友好路線を以て我が国の軍備に関する . . . 本文を読む
平成28年12月25日(日)
十二月二十三日の天長節を祝い、
改めて顧みると、
我が国の武人は、期せずして、微笑みながら大義を果たす。
最初に対馬の小茂田浜で蒙古軍と戦って玉砕した宗助國、
それから六十二年後に兵庫の湊川で自決した楠木正成、
そして、間近くは、
大東亜戦争におけるミッドウェー海域で
我が駆逐艦の魚雷で自沈する空母飛龍からの脱出を笑って断り艦と運命を共にした
. . . 本文を読む
平成28年12月23日(金)
二十二日の夕方から堺市中百舌鳥にある産業振興センターのセミナー室で、
予備役ブルーリボンの会が主催し、産経新聞や真悟の会・堺が後援する
「自衛隊幻想」出版記念シンポジウム
が開催された。
予備役ブルーリボンの会とは、
自衛隊OBや予備自衛官を会員とする
北朝鮮に拉致された同胞を救出するために結成された会である。
私も元防衛政務次官(星四つ)であり会員資格 . . . 本文を読む
平成28年12月21日(水)
十六日からキーボードの前に座る機会がなかった。そこで、この間、考えたことを記しておきたい。
(プーチン来日と対ロシア交渉)
大山鳴動して鼠一匹。
即ち、「領土」進展なし。
ただ、北方領土での日露共同経済活動合意(これがネズミ)。
十六日夕刻、神田の学士会館に向かっていたが、大手町は大渋滞だった。
その理由は、ロシアのプーチン大統領の経団連訪問に伴 . . . 本文を読む
平成28年12月14日(水)
読売新聞が、十五日に来日するロシアのプーチン大統領と七日に会見して聞き取ったことを、今日になって一面で報道している。
そのプーチン大統領が七日に読売に話した内容の中心は、
ロシアに領土問題はない、だ。
読売は何故、七日にプーチンから聞き取ったことを、
一週間も伏せて報道せず、本日に一面で大きく報道したのか。
それは、読売が、プーチンの「報道統制」に従った . . . 本文を読む
平成28年12月13日(火)
昨日十二日に、沖縄本島において仕掛けられている事態を記したので、
次ぎに北方領土について書きたい。
この遙か離れた南と北のことを、無関係で繫がりがないことと思ってはならない。
まず共に、我が国の南と北の「国内」において起こっている事態である。
しかも、この南を狙う中共と北を占拠しているロシアが、
別個に動いていると思ってはならない。
北のロシアも、南の . . . 本文を読む
平成28年12月12日(月)
十二月十一日、堺市の泉ヶ丘駅の南にあるビック・アイの研修室で、
沖縄から手登根安則さんを招いて「西村眞悟政局講演会」を開いた。
何故、沖縄を時局講演の主題にしたのか。
それは、今、沖縄で起こっている事態の推移に、
我が国のみならず、東アジアの安定か動乱かの命運がかかっているからである。
1972年、
ベトナムからアメリカ軍が撤退すると、
中共は軍 . . . 本文を読む
平成28年12月9日(金)
昨日のようだが、
遙か以前の高校三年の夏、「受験勉強」に集中するために、
紀の国の由良にある臨済宗の寺、興国寺に入った。
しかし、勉強ははじめの二日間だけで、
あとは午前四時からの座禅と掃除と山林作業と老師にもらった公案に取り組み、
夜は時々、そのうち毎日、酒を飲む、にわか雲水のような生活になった。
そして、瞬く間に九月になり夏休みが終わったが、
しばらく . . . 本文を読む
平成28年12月5日(月)
十二月四日の日曜日、
東側に大阪城天守閣を望む会館で、大東亜戦争顕彰の集会が開かれ、
渡辺利夫拓殖大学前総長が、
戦後という空間のなかで、現在における「歴史認識問題」が
何時、如何にして、出現したのか、
また、出現させた者は誰か、
について講演され、次のことを見事に実証された。
歴史認識問題は、一九四五年の終戦から三十五年間、存在しなかった。
その出現時期 . . . 本文を読む
平成28年12月1日(木)
昨十一月三十日、
政府は、安倍晋三首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」
の第五回会合を官邸で開き、「専門家16人」からの意見聴取を終了した、と報じられ、
翌十二月一日の朝刊(産経新聞)には、その「専門家16人」の
天皇陛下の譲位に関する意見が
「有識者会議のヒアリング対象者の見解」という一覧表で掲載された。
その一覧表とは、各ヒ . . . 本文を読む