平成28年8月27日(土)
八月二十六日は、
相模原の心身障害者保護施設で発生した十九人殺害事件から一ヶ月が経過した日だ。
七月二十六日未明の殺害事件発生の報道に接して心に浮かんだのは
犯人に対する怒りとともに、
障害者として生きた三歳年上の亡くなった兄のことだった。
それから、兄を思い出しながら一ヶ月が経って八月二十六日を迎えた。
兄は、昭和二十年八月二十六日に、
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平成28年8月25日(木)
中共は、種の開いた手品を繰り返して目的を達成しようとしている。
その目的は、尖閣諸島獲得。
手品とは「海の便衣兵」つまり漁船船団の尖閣周辺海域への侵入である。
この中共の同じ手口の繰り返しに対して、
我が国の歴代内閣も同じ対応を繰り返してきた。
つまり、種の開いた手品にだまされ続けてきた。
それは、便衣兵つまり漁船団がいなくなってくれるだ . . . 本文を読む
平成28年8月20日(土)
アメリカの副大統領のジョー・バイデンが、演説で、
日本も核を持てばいいと言った共和党大統領候補ドナルド・トランプを批判して、
「核保有国になれないとする憲法を私たちが書いたことを彼は知らないのか」
と言った。
この発言は、
事実を言ったのである。
しかし、我が国では、この事実を見て見ぬ振りをして
憲法を守れとか、九条を守れとか、改正 . . . 本文を読む
平成28年8月19日(金)
八月十五日に靖国神社で、
英霊が今も日本を守っておられるのを感じた。
英霊は、現役の自衛官や海上保安官とともに、日本を守っている。
その「現場」は東シナ海である。
リオ・オリンピックのレスリング競技で金メダルを獲得した女子選手が、
亡くなった母親を上を向いて仰いでから、リングに上がった、と述べるのを聞いた。
この選手の母は、
子 . . . 本文を読む
平成28年8月16日(火)
我が国を守ってきたのは、戦前と戦後の連続性である。
即ち、遙か太古の国の肇(はじまり)から
現在に至るまでの我が国の連続性が我が国を守っている。
その連続性は、
何よりも万世一系の天皇に顕れていると同時に、
事に遭遇して黙々と任務を遂行する日本国民の姿に顕れる。
靖国神社は、
その任務を遂行した人々を祀っている神社である。
明治天皇の . . . 本文を読む
平成28年8月14日(日)
連日、リオ・オリンピックにおける
日本人選手の活躍とメダル獲得の放映がテレビ画面で続いている。
そして、甲子園の高校野球の放映が加わる。
それを見ていると、
やはり思い浮かぶ。
彼らリオ・オリンピックの選手たち、甲子園の球児たちと
同じ肉体鍛錬をした若者たちが、
遙か東シナ海の空と海で、
黙々と我が国の領土領海を守っている、と。
彼ら . . . 本文を読む
平成28年8月10日(水)
八月八日、
今上陛下は、戦後七十年を「大きな節目」と言われた。
そこで、その節目の起点となった
昭和二十年八月九日に始まった御前会議における
昭和天皇の十日未明の御聖断
に関して記しておかねばならない。
何故なら、一昨日の今上陛下のお言葉は、既に述べたように、
明治天皇および昭和天皇を鑑(かがみ)として自ら果たしてこられた
天皇の務めに . . . 本文を読む
平成28年8月10日(水)
天皇陛下に「お気持ち」をお伝えいただいて二日を経た本日十日、
天皇陛下は、「天皇のしらす国」の、
現在におけるあり方を、
皇后陛下と共に身をもって体現されてきたと思わせられるのである。
そして、この御姿勢は、
明治天皇が、明治の初めに鮮明にされ、
それを受け継がれた昭和天皇から、
今上陛下が現在に引き継がれたものである。
先に指摘し . . . 本文を読む
平成28年8月9日(火)
八月八日午後三時、
天皇陛下の「お気持ち」をテレビの前に起立して拝聴した。
天皇陛下は、
一片の私心もなく、
伝統の継承者として、これを守り続ける責任に深く思いを致され、
我が国の百二十五代にわたる長い天皇の歴史を改めて振り返られつつ、
ただ、
「天皇として大切な、
国民を思い、
国民のために祈るという務め」
を全 . . . 本文を読む
平成28年8月8日(月)
中共の内部は、
貧富の絶望的な格差や景気低迷の中での賃金不払いを切っ掛けとした抗議デモや暴動が 頻発しており、
独裁権力をもつ共産党それ自体も内部の権力闘争によって動揺している。
即ち、中共に、社会と政権(権力構造)が同時に崩壊する兆しが顕在化してきた。
振りかえれば、
毛沢東による台湾領の金門馬祖島への砲撃(一九五八年)、
鄧小平による . . . 本文を読む
平成28年8月7日(日)
八月六日、午前十一時から、大阪市天王寺区の浄土宗慶恩寺において、
帝国陸軍騎兵少佐梅澤裕氏の三回忌法要が行われた。
梅澤氏の祖父も父も、帝国陸軍将校で、
祖父は日清戦争に従軍し、父は日露戦争に従軍した。
そして、梅澤氏は大東亜戦争に従軍したのである。
祖父も父も、日清日露の両戦争が終結して凱旋帰国した。
しかし、孫の裕氏には凱旋はなかった . . . 本文を読む
平成28年8月3日(水)
先に、天皇陛下に「生前退位」即ち「御譲位」の御意向あり
との報道が連日続いたときに、
マスコミの姿勢や報道を受け止める国民の反応に違和感を感じた。
その違和感の依って来たる所以は、
戦後日本における「国体観の欠落」に由来するものと思われた。
そうする内に、天皇陛下が近々、
御自ら国民に対してお考えを述べられるようだ、
との報道が為された . . . 本文を読む
平成28年8月1日(月)
七月三十日、「明治という奇跡」(展転社)の著者である皿木喜久氏が、
靖国神社で参加者に深い感動を以て紹介した
大石義雄京都大学名誉教授の卓越した予言を
本日、明治神宮編「大日本帝国憲法制定史」を取り寄せて次ぎに追記して紹介する。
まことに、我が国の憲法とは
我が国家の悠久の歴史と伝統のなかにある根幹の規範、即ち、根と幹である。
従って、この根幹を忘れ . . . 本文を読む