4.
ギルガメシュは、息絶えた夫のそばで嘆く花嫁のように友の顔を覆い、鷲のように友の周りを旋回し、その仔を奪われた牝ライオンのように、前に後ろに慌てふためく。
ギルガメシュは、悪鬼のように髪をかきむしり、祭服を引き裂き投げ捨てる。
友よ。われらは力を合わせて、山に登った。
天牛をつかまえ、これを打ち倒した。
香柏の森の強者、フンババをも滅ぼした。
ところが今、あなたを捕らえたこの眠りは何だ。
あなたは闇になり、もはや私の言葉は届かない。
もはやあなたは頭をあげない。
あなたの心臓に触れても、いっさい脈打たない。
男たちよ、わたしに聞け、わたしに聞け。
長老たちよ、わたしに聞け。
わたしは我が友エンキドゥのために泣く。
友よ。わたしは泣き女のように泣き叫ぶのだ。
お前は、わが傍らの斧、わが脇の援け、わが帯の大太刀だ。
お前は顔面の盾、わが良き支え、わが祭服、わが充溢の腰帯だった。
あぁ悪しき霊が、これをわたしから取り去ってしまった。
お前に代わるものなど、この世にありはしない。
私を常に励ましてくれた友は、もうこの世にいないのだ。
ギルガメシュの嘆きの声は止むことがない。
ギルガメシュは、息絶えた夫のそばで嘆く花嫁のように友の顔を覆い、鷲のように友の周りを旋回し、その仔を奪われた牝ライオンのように、前に後ろに慌てふためく。
ギルガメシュは、悪鬼のように髪をかきむしり、祭服を引き裂き投げ捨てる。
友よ。われらは力を合わせて、山に登った。
天牛をつかまえ、これを打ち倒した。
香柏の森の強者、フンババをも滅ぼした。
ところが今、あなたを捕らえたこの眠りは何だ。
あなたは闇になり、もはや私の言葉は届かない。
もはやあなたは頭をあげない。
あなたの心臓に触れても、いっさい脈打たない。
男たちよ、わたしに聞け、わたしに聞け。
長老たちよ、わたしに聞け。
わたしは我が友エンキドゥのために泣く。
友よ。わたしは泣き女のように泣き叫ぶのだ。
お前は、わが傍らの斧、わが脇の援け、わが帯の大太刀だ。
お前は顔面の盾、わが良き支え、わが祭服、わが充溢の腰帯だった。
あぁ悪しき霊が、これをわたしから取り去ってしまった。
お前に代わるものなど、この世にありはしない。
私を常に励ましてくれた友は、もうこの世にいないのだ。
ギルガメシュの嘆きの声は止むことがない。