5.
朝の太陽が薄く輝き始めたとき、ギルガメシュは国中に呼びかけた。
鍛冶工よ、銅細工人よ、銀細工人よ、彫刻師よ
わが友の像を造れ。
その友の四肢は象牙
その友の目はサファイヤ
その友の衣服はラピスラズリ
その本体は金である。
お前のために、ウルクの人々を泣かせ、お前のために涙を流させよう。
誇り高い人々を、お前のために悲しみで満たそう。
わたしはお前の死後、動物の毛皮をまとい、お前のために荒野をさまようだろう。
ギルガメシュは、愛する友のために、手厚い葬儀を執り行った。
充分な副葬品を死者に添えて、シャマシュに示した。
象眼されたエラマック材の卓子を取り出して、紅玉随の器に甘い密を満たした。
ラピス・ラズリの器には、最高のバターを満たした。
彼は卓子を飾ってシャマシュに示した。
弔いは終わった。
ギルガメシュは、彼の友エンキドゥのために泣き、荒野をさまよった。
わたしも死ぬのか。エンキドゥのようではない、と言えるのか。
悲嘆が我が胸に押し寄せる。わたしは死を怖れ、荒野をさまよう。
ウバラ・トゥトゥの息子、ウトナピシュティム。
ウトナピシュティムは「生命を見た者」と知られている。
そうだ。ウトナピシュティムに会って、死と生の秘密を聞き出すのだ。
荒野をさまよい歩いていたギルガメシュは、再び歩き始める。
朝の太陽が薄く輝き始めたとき、ギルガメシュは国中に呼びかけた。
鍛冶工よ、銅細工人よ、銀細工人よ、彫刻師よ
わが友の像を造れ。
その友の四肢は象牙
その友の目はサファイヤ
その友の衣服はラピスラズリ
その本体は金である。
お前のために、ウルクの人々を泣かせ、お前のために涙を流させよう。
誇り高い人々を、お前のために悲しみで満たそう。
わたしはお前の死後、動物の毛皮をまとい、お前のために荒野をさまようだろう。
ギルガメシュは、愛する友のために、手厚い葬儀を執り行った。
充分な副葬品を死者に添えて、シャマシュに示した。
象眼されたエラマック材の卓子を取り出して、紅玉随の器に甘い密を満たした。
ラピス・ラズリの器には、最高のバターを満たした。
彼は卓子を飾ってシャマシュに示した。
弔いは終わった。
ギルガメシュは、彼の友エンキドゥのために泣き、荒野をさまよった。
わたしも死ぬのか。エンキドゥのようではない、と言えるのか。
悲嘆が我が胸に押し寄せる。わたしは死を怖れ、荒野をさまよう。
ウバラ・トゥトゥの息子、ウトナピシュティム。
ウトナピシュティムは「生命を見た者」と知られている。
そうだ。ウトナピシュティムに会って、死と生の秘密を聞き出すのだ。
荒野をさまよい歩いていたギルガメシュは、再び歩き始める。