どの瞬間にもあいつがいたの
不動産公認仲介士のク・ジョンテは顧客から預かった鍵で家に入り込み、他人の人生を盗み見る趣味を持っていた。そんな彼が興味を抱いたのが、ソーセージを食べながらビーガンサラダの写真を投稿するSNSインフルエンサーのハン・ソラだった。
ある日、ハン・ソラの家に入ることに成功したク・ジョンテは、彼女がソファで死んでいる姿を発見する。
彼女の家に出入りしたことを知る何者かから脅迫を受けるようになったク・ジョンテは、ハン・ソラのSNSを通じて周辺の人物をあたる中で、華やかなインフルエンサーの裏にある秘密を知ることとなる。(「作品資料」より)
不動産仲介士の男が、SNSのインフルエンサーの死体を発見したことから容疑者とされ、真犯人を見つけ出そうとする様を描いたサスペンス・スリラー。
ク・ジョンテは仕事で預けられた家の鍵を使って侵入し、家の中を観察しては不要だと思われるものを盗んでは、倉庫にコレクションにしている。
ちょっと倒錯的な傾向がある。
そんなジョンテはインフルエンサーであるハン・ソラに興味を抱き観察し、なんとか家に入りたいと思う。
そんな中、当のソラが部屋を賃貸に出したいとジョンテの会社を訪れ、鍵を預ける。
千載一遇とばかりソラの部屋に侵入するジョンテ。
しかし、何度目かの侵入の際、ソラが殺されているのを発見するが、その後訪れた際には死体が消えていた。
やがてジョンテの元にソラの部屋に侵入する彼の写真が送られる。
更にソラ失踪の容疑者とされてしまうジョンテ。
なんとか真犯人を見つけ出そうとジョンテはソラのSNSを調べる。
SNSを調べるうちにソラに反感を持つ者や、ストーカーらしき者を見つけ、彼らについて調べ始めるジョンテ。
しかも襲撃されてしまったりする。
果たして真犯人は誰かというところであるが、事件を担当するオ刑事が捜査を進めていくうちにソラには裏の顔があることが明らかになっていく。
そこから真犯人に行き着くかと思われたが、更に思いもよらぬ真実が明らかになるという展開。
容疑者となってしまった男が真実を見つけ出そうとする展開は緊迫感があり、真実が明らかになっていくところは、ちょっとしたどんでん返しの面白さのある作品だった。
/5
監督:キム・セフィ
出演:ピョン・ヨハン、シン・ヘソン、イエル、ユン・ビョンヒ、パク・イェニ、シム・ダルギ、パク・ミョンフン
於:シネマート新宿
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