CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-345「ナインイレブン 運命を分けた日」(アメリカ)

2017年12月05日 02時05分12秒 | アメリカ映画
ひどい人たちがひどいことをしたからよ
 2001年9月11日、ニューヨーク。ウォール街の実力者ジェフリーとその妻イヴは離婚調停中。この夫婦とワールドトレードセンタービル、ノースタワーのエレベーターに偶然乗り合わせたのは、バイクメッセンジャーのマイケル、若い女性ティナ、ビルの保全技術者エディ。
 その時、飛行機がビルに突っ込み、彼らは緊急停止したエレベーター内に閉じ込められてしまう。外部との通信手段は、インターコムを通じて話せるエディの同僚でオペレーターのメッツィーだけ。
 深刻な状況が明らかとなり、ビルが崩れ始める中、必死で脱出の方策を探る5人だったが。(「allcinema」より)


 アメリカで起こった同時多発テロ、9.11から16年。
 それを題材とした作品が作られるというのは、いまだにその傷跡が大きいのか、それともそれを風化させないためなのか。

 
 2001年9月11日、ワールドトレードセンターのエレベーターに偶然居合わせた時、飛行機がビルに突っ込み、閉じ込められることとなった5人の男女の運命を描いた作品。

 基本的には、エレベーターに閉じ込められてしまった5人が、何とか脱出しようと奮闘する話で終始する。

 閉じ込められた5人と連絡を取るのは、オペレーターのベッツィー。

 何とか打開策を見つけ出そうとする5人とベッツィーであるが、火災から、やがて崩壊が近づいてくる。

 5人が必死で脱出手段を探す姿を描くと同時に、それぞれが抱える想い、特に家族に対する想いが口にされる。

 極限状況に置かれた彼らが心の支えにしたのは、家族の元へと戻るという気持ちなんだろうな。

 何とか繋がった一つの携帯電話で、それぞれが家族と話すというシーンは、ちょっとドラマティックすぎるところもあるが、感動的ではあったな。

 エレベーターに乗る直前までは離婚協議をしていたジェフリーとイヴが、この状況下で再び相手を思いやるようになるのも当然の流れなのかもしれないな。


 果たして、エレベーター内に取り残され、ビルの崩壊が近づきつつある中、5人は無事脱出することができるのか、それとも。

 なかなか緊迫感ある話であると共に、ちょっと胸に来る作品でもあったな。

 38階くらいから急降下するエレベーター内にいるというのは、想像を絶する恐怖だな。

/5

監督:マルティン・ギギ
出演:チャーリー・シーン、ジーナ・ガーション、ルイス・ガスマン、ウッド・ハリス
    オルガ・フォンダ、ジャクリーン・ビセット、ウーピー・ゴールドバーグ
於:新宿武蔵野館

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