CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-344「MASTER マスター」(韓国)

2017年12月04日 00時34分19秒 | 韓国映画
タイにすればよかった
 巧みな話術とカリスマ性で庶民から多額の資金を集める投資会社の会長チン・ヒョンピル。実態は単なる金融投資詐欺にもかかわらず、権力者に深く食い込むことで追及を逃れ、巨万の富を築いていた。
 そんなチン会長の尻尾をつかもうと、必死の捜査を続ける知能犯罪捜査班のキム・ジェミョン班長は、チン会長の側近で天才ハッカーのパク・ジャングンに接近、捜査に協力すれば罪を見逃してやると司法取引を持ちかけるが。(「allcinema」より)


 大規模投資金融詐欺を働く投資会社のチン・チョンピルを捕まえるため、刑事のキム・ジェミョンとハッカーのパク・ジャングンが闘いを挑む姿を描いたクライム・サスペンス。

 イ・ビョンホン演じるチン・チョンピルは巧みな話術で庶民から資金を集め詐欺を働く男。
 しかし、そんな金を賄賂に使って権力者たちにも深く関わり、捜査の手を逃れていた。

 そんなチン会長を捕らえるため、キム・ジェミョンは、組織の一人であるパク・ジャングンを捕らえ、司法取引を持ちかける。

 こうして、ジェミョンはジャングンを使い、チン会長の秘密の手帳を手に入れ、逮捕に漕ぎ着けようとするが、それを察したチン会長は彼らの一歩先を進んでいく。


 極悪詐欺師を捕まえようとする刑事の奮闘を描きながら、相手を出し抜こうとする様々な手管が披露されるサスペンス。

 チン会長を捕まえようとして、それが失敗してしまう顛末を描いた前半に、海外へ渡ってしまった会長を、新たな作戦を駆使しながら捕らえようとする後半。

 クライム・サスペンスの作りとしては、王道的な展開だったかな。

 チン会長を捕らえようとするジェミョンが立てる計画、そしてその追及を逃れるためにチン会長が施す悪行。

 更に、裏切りも横行して、果たしてチン会長は逮捕されるのか、それとも最後もすり抜けてしまうのか、気になる展開ではある。

 金融詐欺を施すチン会長であるが、結構血なまぐさい犯罪も実行する。

 そんな狂気を持ち合わせながら、ちょっとコミカルな面も見せ、それが更に悪人度を増している感じ。

 チン会長の様子だけでなく、他にもコミカルな面が多かったのも韓国映画らしいサスペンスだったな。

 頭脳戦の体裁を見せているが、ガン・アクションやカー・アクションもあり、全体的に緊迫感のある作品だった。

 ちょっと長いが難だったかな。

/5

監督:チョ・ウィソク
出演:イ・ビョンホン、カン・ドンウォン、キム・ウビン、オ・ダルス
    オム・ジウォン、チン・ギョン、チョ・ヒョンチョル、チョン・ウォンジュン
於:TOHOシネマズ新宿

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