大義のために死ぬのは人間より人間らしい
荒廃が進む2049年の地球。労働力として製造された人造人間“レプリカント”が人間社会に溶け込む中、危険なレプリカントを取り締まる捜査官“ブレードランナー”が活動を続けていた。
LA市警のブレードランナー“K”は、ある捜査の過程でレプリカントを巡る重大な秘密を知ってしまう。
一方、レプリカント開発に力を注ぐウォレス社もその秘密に関心を持ち、Kの行動を監視する。
捜査を進める中で次第に自らの記憶の謎と向き合っていくK。やがて、かつて優秀なブレードランナーとして活躍し、ある女性レプリカントと共に忽然と姿を消した男デッカードの存在に辿り着くが。(「allcinema」より)
「ブレードランナー」35年ぶりの続編となる作品。
先日「ブレードランナー ファイナル・カット」を観て予習復習をしていたので、前作と繋がっているシーンも戸惑うことなく観ることはできたが、本作だけでも充分判る話ではあった。
前作監督のリドリー・スコットは製作総指揮に回り、「メッセージ」等のドゥニ・ヴィルヌーヴが監督にあたっている。
前作から30年経った世界を舞台とした話で、タイレル社に代わり、ウォレス社が新たなレプリカントを開発。
旧式で危険だと思われるレプリカントを捕らえるため、ブレードランナーが活躍しており、本作の主人公となるのは、そのブレードランナーのK。
実はKもレプリカント。
そのKが一人のレプリカントを処分した際見つけたものが、大きな衝撃を呼び、それに巻き込まれたKが思いもよらぬ真実を知るという話。
妊娠、出産したと思われるレプリカントの遺骨を発見し、その子供を処分する任務をKが受けるが、調べを進めていくうちに徐々にK自身に及ぶ真実が明らかになり、レプリカントとしてのKの心にも影響を与え始める。
産まれた子供の行方を追う話であるが、その子供が誰かということに近づいていくのだが、終盤にまさかのどんでん返しがある。
最後にあの涙の意味が判るというもの。
前作を観た時に「ウィンター・ドリーム 氷の黙示録」を思い出したが、当然前作の方が古いので、オリジナルの話なのだが、本作の話も「ウィンター・ドリーム 氷の黙示録」を思い出させるものだったな。
本作も異国情緒、アジアン・テイスト漂う街の風景は健在で、日本語も随所に見えていたが、ことが展開するのは街から離れた荒廃した場所というのが多かったな。
前作主人公のデッカードの登場は結構終盤になってから。
レイチェルの登場は、こういう出方だったのか。
前作を踏襲した雰囲気にはで惹き込まれる。
思いもよらぬ奇跡を追うレプリカントの姿を描いたSFで、3時間近い長さでも飽きずに観られる作品だったな。
/5
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス
マッケンジー・デイヴィス、シルヴィア・フークス、レニー・ジェームズ、カルラ・ユーリ
ロビン・ライト、ショーン・ヤング、デイヴ・バウティスタ、ジャレッド・レトー
於:新宿ピカデリー
荒廃が進む2049年の地球。労働力として製造された人造人間“レプリカント”が人間社会に溶け込む中、危険なレプリカントを取り締まる捜査官“ブレードランナー”が活動を続けていた。
LA市警のブレードランナー“K”は、ある捜査の過程でレプリカントを巡る重大な秘密を知ってしまう。
一方、レプリカント開発に力を注ぐウォレス社もその秘密に関心を持ち、Kの行動を監視する。
捜査を進める中で次第に自らの記憶の謎と向き合っていくK。やがて、かつて優秀なブレードランナーとして活躍し、ある女性レプリカントと共に忽然と姿を消した男デッカードの存在に辿り着くが。(「allcinema」より)
「ブレードランナー」35年ぶりの続編となる作品。
先日「ブレードランナー ファイナル・カット」を観て予習復習をしていたので、前作と繋がっているシーンも戸惑うことなく観ることはできたが、本作だけでも充分判る話ではあった。
前作監督のリドリー・スコットは製作総指揮に回り、「メッセージ」等のドゥニ・ヴィルヌーヴが監督にあたっている。
前作から30年経った世界を舞台とした話で、タイレル社に代わり、ウォレス社が新たなレプリカントを開発。
旧式で危険だと思われるレプリカントを捕らえるため、ブレードランナーが活躍しており、本作の主人公となるのは、そのブレードランナーのK。
実はKもレプリカント。
そのKが一人のレプリカントを処分した際見つけたものが、大きな衝撃を呼び、それに巻き込まれたKが思いもよらぬ真実を知るという話。
妊娠、出産したと思われるレプリカントの遺骨を発見し、その子供を処分する任務をKが受けるが、調べを進めていくうちに徐々にK自身に及ぶ真実が明らかになり、レプリカントとしてのKの心にも影響を与え始める。
産まれた子供の行方を追う話であるが、その子供が誰かということに近づいていくのだが、終盤にまさかのどんでん返しがある。
最後にあの涙の意味が判るというもの。
前作を観た時に「ウィンター・ドリーム 氷の黙示録」を思い出したが、当然前作の方が古いので、オリジナルの話なのだが、本作の話も「ウィンター・ドリーム 氷の黙示録」を思い出させるものだったな。
本作も異国情緒、アジアン・テイスト漂う街の風景は健在で、日本語も随所に見えていたが、ことが展開するのは街から離れた荒廃した場所というのが多かったな。
前作主人公のデッカードの登場は結構終盤になってから。
レイチェルの登場は、こういう出方だったのか。
前作を踏襲した雰囲気にはで惹き込まれる。
思いもよらぬ奇跡を追うレプリカントの姿を描いたSFで、3時間近い長さでも飽きずに観られる作品だったな。
/5
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス
マッケンジー・デイヴィス、シルヴィア・フークス、レニー・ジェームズ、カルラ・ユーリ
ロビン・ライト、ショーン・ヤング、デイヴ・バウティスタ、ジャレッド・レトー
於:新宿ピカデリー
レプリカントのKが、命令を受けることなく自分の意志で謎を追い求めることは起こり得るのかどうか・・・。
本作では、まったく人間のように謎に肉薄していくますから面白くもあり、それが現実になれば怖い展開です。
ここでのレプリカントはほとんど人間ですね。
それ故感情移入などできたりするわけですが、
実際自分で考え出すというのは、よく考えれば
怖いものです。