CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-279「西遊記2 妖怪の逆襲」(中国)

2017年09月23日 21時15分36秒 | 中国映画
ああ見えて、師匠は危機管理の達人だ
 孫悟空、猪八戒、沙悟浄を従え、天竺への旅を続ける妖怪ハンターの三蔵法師。暴れん坊の孫悟空に手を焼き、妖怪退治をしながらどうにか食いつなぐ貧乏旅行に、三蔵法師の苛立ちは募るばかり。
 そんな中、比丘国へとやって来た一行は、九宮真人に迎えられ、国王のもとへと招待されるのだったが。(「allcinema」より)


 「西遊記 はじまりのはじまり」の続編であるが、チャウ・シンチーは監督から製作に回り、「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝」「ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪」のツイ・ハークが監督に当たっている。

 出演陣も代わっており、三蔵法師もウェン・ジャンからクリス・ウーに、そして一番判りやすいのが、孫悟空がホアン・ボーからケニー・リンに代わっていることである。

 前作で孫悟空に殺されてしまった段が、三蔵法師の思い出の中で登場するが、こちらはスー・チーのまま。


 三蔵法師と孫悟空、猪八戒、沙悟浄の一行は、天竺を目指しながら旅をする妖怪ハンター。

 まだまだ三蔵法師も修行が足りないのか、できた人物とはいかず、孫悟空たちに罵詈雑言を浴びせたり、美女に誘惑されたりする。

 そしてご多分に漏れず、訪れた先で妖怪と出くわす。

 前作同様ハチャメチャな感じのアクション作であるが、ツイ・ハーク監督だからか、更にそれがパワー・アップしている感じ。

 ギャグもかなり入れ込み、ドタバタ感も高いが、それがツボにはまるかは微妙かな。

 CGを駆使したアクション・シーンには壮大なところもあるのだが、対決という点では、少々見づらいところもあったかな。

 クライマックスでは巨大化して戦うというのは、チャウ・シンチーらしいのか、ツイ・ハークらしいのか。


 ハチャメチャなアクション・シーンに、ほのかなロマンスや師弟愛なども取り入れて、娯楽エンターテインメントに徹した作品ではある感じ。

 何も考えずに観られて、楽しめる作品ではあるな。

 ラストには本作でもしっかり「Gメン’75」の愛のテーマが流れてくる。

/5

監督:ツイ・ハーク
出演:クリス・ウー、ケニー・リン、ヤオ・チェン、リン・ユン、スー・チー、メンケ・バータル、ワン・リークン
    ヤン・イーウェイ、ワン・チャオ、ワン・ドゥオ、ジェリー・リン、バオ・ベイアル、ダー・ポン
於:TOHOシネマズ六本木ヒルズ

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