CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-270「ゾンビー 最凶ゾンビ蜂襲来」(アメリカ)

2017年09月13日 01時07分09秒 | アメリカ映画
女王蜂は人間の姿で現れる
 大災害に見舞われロサンゼルスの街は混乱状態に陥り、人々は無法地帯と化した街から逃げ出そうとする。
 しかし世界のいたるところで巨大なハチが異常発生し、大群をなして人を襲撃。しかも刺された者は次々とゾンビ化していった。
 破壊神の権化である女王蜂率いる殺人バチの群れを前に、生き残った者たちは女性保安官を中心にして立ち向かっていくが。(「KINENOTE」より)


 ゾンビ蜂が人間を襲い、襲われた人間はゾンビ化する。
 そんなゾンビ蜂から逃れるため奮闘する人々の姿を描いたパニック・ホラー。

 もしかするとコメディ・ホラーかなと思ったが、意外にシリアスに作られていた作品。

 しかし、序盤のロスの爆発、火災シーンや、蜂が襲来するシーンの映像などを見ていると、かなりチープ。
 B級感あふれる作品だった。

 ロスの災害から逃れるため脱出を図ったギャングのジェイBとチカ、タブズ。
 途中で保安官のフィアーゴーやジェシーたちと揉めるのだが、その時殺人蜂が襲来し、共に逃げることに。

 ストーリーはそんなフィアーゴーやジェイBたちの決死行が描かれている。

 蜂に襲われるシーンや、その蜂に襲われゾンビ化した者たちから襲われるシーンよりも、やたらと心情の吐露の多い作品だった。

 この作品の設定は、黙示録の一説からとったような感じで、やたらと信仰や神の存在、天国と地獄の話が多かったな。

 偶然出会ったジェイBとフィアーゴーであったが、実は過去に因縁があったというのも、何となく、このキリスト教的な話に繋げているような気がする。
 
 ちょっと説教くさい話でもあったかな。

 蜂やゾンビに襲われるシーンはあまり緊迫感も感じず、世紀末を具体化したような話ではあったが、物足りなさを感じる作品だった。


 冒頭、一人の女性がさまよっている姿が映し出され、手にしているのは木で作ったクロス。
 そこには墓碑銘としてフィアーゴーと刻まれている。

 結局その後、この女性は出てこず、この女性が誰かは推測するしかない。
 一応エンド・クレジットを見れば判るのだが、何となく中途半端な設定だったな。

/5

監督:ミルコ・デイヴィス
出演:ミルコ・デイヴィス、ルセリス・アウミーン=ペリー
    ステイシー・ペダーソン、マリア・デコステ、シェール・ル・ページ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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