CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-298「極限境界線 救出までの18日間」(韓国)

2023年11月10日 00時20分16秒 | 韓国映画
アフガニスタンには観光地はない
 2007年。アフガニスタンの砂漠で韓国人23名がタリバンに拉致される事件が起きた。
 タリバンは24時間以内に韓国軍の撤退と収監中の仲間23名の釈放を要求。韓国政府が交渉役として現地に派遣したエリート外交官チョン・ジェホは、アフガニスタン外務省に釈放を要請するが拒絶されてしまう。
 情報員も動き出し、工作員パク・デシクがアフガニスタンのフィクサーと交渉するも決裂。
 チョンとパクは人質を救うため、不本意ながらも手を組むことになるが……。(「作品資料」より)


 実際に起こった事件を基に製作されたサスペンス・ドラマ。

 2007年、韓国人23名がタリバンによって拉致される。

 その解放の見返りは、収監されているタリバン戦士の釈放。

 韓国外交官のチョン・ジェホは現地に飛び、アフガニスタン政府に交渉するが、政府は釈放を拒否。

 ジェホ他現地に飛んだ外交官たちは、人質釈放のための手立てを模索する。

 また、拉致の報せを聞いた現地工作員のパク・デシクも動き出す。

 なかなか人質釈放の手立てが見つからない中、ジェホとデシクは協力し合い、動き出すのだが。

 この拉致事件には、日本でもそうであったが、自己責任論というものが飛び交ったよう。

 渡航禁止が通達されていたにも関わらず、アフガニスタンに入国する人たち。  

 ボランティアだと言って、何とか現地の部族長に取り入るジェホたちであるが、メディアが宣教活動で入国したことを伝えたことにより、約束が反故になったりする。

 どの国もテロリストには屈しない、交渉はしないと掲げるが、実際このような状況となった時、どう対処するのか。

 そんなことを考えながら観ていたな。

 これに関し、群がってくる詐欺師、国民より国家を第一とする政府に振り回されるジェホとデシク。

 そんな中、2人はどのようにして人質を救出するのか。

 クライマックスは、まさかの直接交渉。

 相手の思惑をどう図るかという、緊迫した展開。

 最後まで惹き込まれる話であった。

/5
 
監督:イム・スルレ
出演:ファン・ジョンミン、ヒョンビン、カン・ギヨン
於:TOHOシネマズ池袋

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