CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-114「フェノミナ」(イタリア)

2021年11月01日 23時08分19秒 | イタリア映画
彼女はハエの女王だわ
 スイスの全寮制女学校に、有名な映画俳優を父に持つアメリカ人少女ジェニファーが転入してくる。その頃、街では少女ばかりを狙った連続殺人事件が発生していた。
 ある夜、持病の夢遊病で街にさまよい出たジェニファーは、殺人事件の現場に遭遇してしまう。
 昆虫と交信できる不思議な能力を持つ彼女は、警察から捜査協力を依頼された昆虫学者マクレガー教授と共に犯人探しに乗り出すが。(「作品資料」より)


 「サスペリア」等のダリオ・アルジェント監督が、「スパイダーマン ホームカミング」等のジェニファー・コネリーを主演に据えて製作したホラー。

 1984年製作、日本の公開は1985年。
 ジェニファー・コネリー、13歳。

 1997年に「インテグラルハード完全版」なるものが公開されたらしく、今回は、その4Kレストア版がリバイバル公開。

 初公開も97年の公開も観ていなかったので、今回初鑑賞。


 アメリカ人のジェニファーは、スイスの寄宿学校に転入する。

 転入初日の夜にジェニファーは夢遊病を再発し、更に殺人事件を目にしてしまう。
 その殺人事件が実際に遭遇したのか、夢のようなもので見たのかは定かではない。

 しかも、翌朝には全てを忘れてしまっている模様。

 更に、ジェニファーは昆虫とコミュニケーションが取れるという能力を持っている。

 寄宿学校の周囲では女の子を狙った連続殺人事件が起こっており、やがてジェニファーは行方不明になっているルームメイトを捜すため、能力を活かして犯人を見つけ出そうとする。

 犯人が誰なのかというより、ジェニファー自身と周囲で起こる奇異な出来事に注目させられる作品。

 昆虫とコミュニケーションが取れるということを話し、他の生徒たちからからかわれていた時、大量の虫が飛んでくるというシーンは、気持ち悪いながらもスッキリとした気分。

 犯人捜し、更に危険な状況となった時に昆虫が活きてくるのだが、ハエばかりだったな。

 ジェニファーの話を信じる昆虫学者のマクレガー教授が一緒に住んでいるのがサルのインガであるが、最後の最後でやってくれる。

 昆虫とコミュニケーションが取れるという設定で、少しファンタジックな要素もあるが、殺戮シーンは凄惨。

 ただ、ストーリーは凡庸かな。

 そもそも犯人が少女ばかりを狙うという動機が判らなかったな。

/5

監督:ダリオ・アルジェント
出演:ジェニファー・コネリー、ドナルド・プレザンス、ダリア・ニコロディ
   ダリラ・ディ・ラッツァーロ、パトリック・ボーショー、フィオーレ・アルジェント
於:シネマート新宿

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