21-113「レジェンド・オブ・ホワイトウィッチ」（中国）

俺の鼻はもうダメかも
　明王朝末期。白髪の悪女・玉羅刹が率いる邪派集団の調査を命じられた密偵・常安は、その道中で玉羅刹にそっくりな女盗賊・練霓裳と出会う。
　同じく邪派征伐を目的とする練霓裳と一緒に行動することになった常安は、彼女と共闘する中で絆を深めていき、ついに玉羅刹のもとにたどり着くが。（「作品資料」より）


　中国の武侠小説を原作としたファンタジー・ソード・アクション。

　冒頭、それまでのあらましを描くシーンがあり、本作は続編作品かなと思わされるが、そのあたりは不明。

　白髪の魔女と恐れられる剣士が、自分を騙り、極悪非道を尽くす相手を探し出し、対決するという展開。

　白髪の魔女の捕獲を命ぜられた密偵が、その剣士、練霓裳と出逢い、一緒に偽物を見つけ出し、対峙しようとすると共に、その密偵は白髪の魔女に想いを寄せるようになる。

　魔術を使うような話なので、幻影なのか本当なのか、恐ろしき怪物などが現れるＶＦＸを駆使したファンタジー・アクションとなっている。

　ワイヤーを使ったアクションもふんだん。

　本物の白髪の魔女、練霓裳は、連れ去られた愛する男を見つけ出すため、白髪の魔女を語る玉羅刹を見つけ出そうとする。

　もしかすると、白髪の魔女を騙り、国を混乱に陥れようとする玉羅刹こそ、その男ではないかと思ったりするのだが。

　やたらと毒を発する展開は、どうなんだろうと思わされるが、アクションもそこそこに見せてくれるので、良しというところだろうか。

　美女剣士が流麗に戦う様は観ていても気持ちいいものである。

/５

監督：ウー・インシャン
出演：クリスタル・ホアン、シー・ジンジュ、ユエン・ジーイン、ドゥ・ユーミン、リウ・シュオ
於：シネマート新宿