闇の中で星を見るわ
ホテルで働くアナは仕事に嫌気が差し、現実から逃れるようにとある浜辺にたどり着く。そこには潜水艦に住み着いたマーシャら少女兵士たちが、戦場の兵士たちを巧みにおびき寄せては死に至らしめていた。
自身もその一員となったアナは爽快感を覚えながらも、次第に彼女たちの行為に疑念を抱きはじめる。(「作品資料」より)
ホテルの仕事に嫌気がさしたのか、自分自身に嫌気がさしていたのか、アナは結婚式の仕事の最中に逃げ出す。
彼女はキッチンにあるオーブンの中に何かを見たのか、その中に入っていく。
気がつくとアナは海岸におり、マーシャという女性とその仲間である女性たちと出会う。
そこでは戦時中のようで、マーシャたちは兵士らと戦い、殺している。
銃をぶっ放す時もあるが、メインは無線で兵士たちに呼びかけ、危険水域に誘い出しては沈没させていく。
正にセイレーンである。
果たしてその世界が何なのかはハッキリしない。
マーシャとの会話では、アナは死んだと言われたりするが。
その世界では、以前にいた世界と同じ姿の人物が現れたりする。
夢に見たりする恐怖を感じる相手を殺していくことによって、徐々に解放感を感じ、マーシャたちと共にいることが心地良くなっていくアナ。
しかし、ある事件が起こり、マーシャの言動に疑問を感じ始めたアナは元の世界に戻ることを決断する。
それには危険を冒さなければならない。
果たしてアナは元の世界に戻れるのか。
アナがたどり着いたのは妄想の世界なのか。
マーシャたちと共に戦うことは、女性たちの尊厳を示す戦いだったのか。
マーシャはアナの救い主のようであったが、少しエスカレートしていく様子。
ちょっと捉え辛い話ではあったかな。
/5
監督:カレン・シノーレ
出演:ミア・ゴス、グレイス・ヴァン・パタン、ソコ、ジュリエット・ルイス、ハバナ・ローズ・リウ、セオドア・ペレリン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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