CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-286「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」(日本)

2017年10月04日 00時12分28秒 | 日本映画
そう言えば、みんな喜ぶと思って
 奥田民生を崇拝し、彼のような“力まないカッコいい大人”を目指す33歳の雑誌編集者コーロキ。おしゃれライフスタイル雑誌の編集部に異動となり悪戦苦闘していた彼は、仕事で出会ったファッションプレスの美女、天海あかりに一目惚れ。しかし彼女は出会った男をことごとく狂わせてしまう魔性の女だった。
 そんなあかりにすっかり心奪われ、彼女の自由奔放な言動にただひたすら振り回されていくコーロキだったが。(「allcinema」より)


 奥田民生に憧れる雑誌編集者のコーロキが、得意先のファッション・プレスの女性、天海あかりに一目惚れ。

 彼の想いが彼女に通じ、付き合うことになるのだが、すっかり彼女の言動に振り回され、喜びや嫉妬や絶望などを味わうことになるラブ・コメディ。


 笑顔もキュートでスタイルも抜群。そして接してくる態度にはすっかりメロメロにされるだろうなと思う女性、天海あかり。

 最初の方は、そんな彼女に一目惚れし、振り回され、ちょっとおかしな言動を取ってしまうコーロキに笑わせられたりする。

 まあ、連絡が取れなくなると苛立ち、ついついオフィスまで足を運んでしまったり、声を荒げて、すぐに謝ってしまったりと、何となく判らなくもない言動。

 果たして、あかりの言動は天然なのか、計算されたものなのか、ちょっと気になるところ。

 そして、徐々にあかりの行動に怪しさを感じさせるようになり、コーロキ以外にも男がいるのではないかと疑わしくなる。

 終盤は、正に狂わされた男たちの修羅場という感じ。

 
 もっとドタバタしたコメディに徹した作品かなと思っていたが、そこまで大笑いするような作品でもなかったな。

 女性に振り回されて、やがて成長していく、と言うより少しの諦めを覚えていくような話というところか。

 何か最後は、現実的な話ではなかったかもしれないと締めは、今ひとつスッキリしない気分にさせられた。

 
 もうちょっと笑わせてほしかったかなという感じもしたが、男の愚かさを見せられて、ある種納得するような印象も受ける作品。

 そして、正にファム・ファタールであるあかりを演じた水原希子のキュートさが際立っていた。
 これは狂わされるな。

/5

監督:大根仁
出演:妻夫木聡、水原希子、新井浩文、安藤サクラ、江口のりこ、天海祐希、リリー・フランキー、松尾スズキ
於:新宿ピカデリー

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