CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-140「ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。」(中国)

2020年08月13日 00時44分08秒 | 中国映画
肉の燻製を全部あげる
 両親を殺され孤児となった小凡は仇討ちを決意、武術界の正義の門派・青雲門に弟子入りする。
 10年後、師匠の娘・霊児や兄弟子たちに支えられ成長した小凡は、両親の命日に魔教の神器“摂魂棒”を偶然手に入れる。やがて、青雲門の最強美女戦士・雪琪との闘いに挑むことになる小凡だったが、謎の女刺客・碧瑶や邪悪な鬼王軍団が摂魂棒を狙っていた。
 善悪混ざり合う激闘に身を投じた小凡の肉体には、彼自身でさえ制御不能な新たな力が湧き起こり始めるのだった。(「KINENOTE」より)


 日本ではオンラインゲームでも人気であったらしい、中国のファンタジー小説を実写映画化したアクション・ファンタジー。

 10年前に、何者かに両親を殺され、敵討ちのため、武術界の門派に弟子入りした小凡。

 どうにも武術の腕が上がらず、炊事係をしている彼が、思いも寄らぬ力を手に入れることによって、激しい戦いに巻き込まれていく姿を描いている。

 小凡が手に入れた力は世界を滅ぼすかもしれないほどのもので、邪悪な鬼王がその力を手に入れようと企む。

 人の良さそうな小凡は武術の腕は上がらないが、兄弟子たちから可愛がられている。
 姉弟子である霊児にほのかな恋心を抱いているが、そんな小凡に近づく謎の刺客、碧瑶や最強の美女戦士、雪琪が絡んできて、命が危険な目には遭うのだが、意外と羨ましい展開。

 物語は、門派がぶつかり合う武術大会のシーンが長く、敵となるであろう鬼王軍団との戦いとは、なかなかならない。

 力を手に入れた小凡が、まさかの武術大会優勝というのが、物語の着地地点かと思ったが、クライマックスは門派の戦士たちと鬼王軍団との対決となる。

 そこに小凡も巻き込まれていくのだが、最後に戦うことになるのは、意外な相手。

 観ている途中から、もしかすると、と思い始めたが、おそらく続編があるんだろうなというラストにはなる。

 中国武術ファンタジーということで、ワイヤーを使ったアクションはふんだんで、武術のみならず、魔術も出てくるというファンタジー色もいっぱい。
 エンターテインメントとして楽しめる一本であった。

 心配は、続編をちゃんと劇場公開してくれるのかというところだな。

/5 

監督:チン・シウトン
出演:シャオ・ジャン、タン・イーシン、モン・メイチー、リー・チン
   チウ・シンジー、セシリア・イップ、デヴィッド・チャン、ノーマン・チュー
於:新宿シネマカリテ

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