CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-141「エジソンズ・ゲーム」(アメリカ)

2020年08月15日 12時37分56秒 | アメリカ映画
それらをパンに出来るのは一人だけ
 白熱電球の事業化を成功させた天才発明家トーマス・エジソンは、電気の普及のために送電システムの構築に力を入れていく。そんな彼の前にカリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスが立ちはだかる。
 ウェスティングハウスはエジソンが進める“直流”に対し、より安価な“交流”こそ本命と考え、エジソンに対抗していく。
 そんな中、エジソンのもとで働いていた若き天才ニコラ・テスラも“交流”を主張し、“直流”に固執するエジソンと袂を分かつのだったが。(「allcinema」より)


 発明家として誰もが名前を知ると思われるエジソン。

 彼は発明した白熱電球の事業化に成功し、アメリカ合衆国内の電力普及に尽力していくが、そんな彼のライバルとして登場するのが実業家のジョージ・ウェスティングハウス。

 そんな二人の〝電流戦争〟の様を描いた伝記ドラマ。

 エジソンは直接電気を送電する〝直流〟方式に拘り、ウェスティングハウスは変圧器を使用し、より安価な〝交流〟方式を推進する。

 果たして、この電流戦争の行く末がどうなるのかが、物語のポイントとなっていくが、エジソンはやたらとウェスティングハウスと交流方式を攻撃する発言を繰り返すネガティブ・キャンペーンを進める。
 
 ウェスティングハウスはどちらかと言えば、穏健に、逆にエジソンとも出来れば手を組んで、電力の普及に尽力したい様子。

 他者を受け入れない様子を見せるエジソンが、敵役という雰囲気を出していたな。

 更に若き発明家、ニコラ・テスラも、この電流戦争に加わっていく。

 ウェスティングハウスはよく知らなかったが、ニコラ・テスラは聞き覚えのある名前であったな。

 史実である電流戦争。
 これに関してもあまり知らないことであったので、その結末も気になる展開であったが、エジソンの様子を見ていると、何となく先行きが読めてくるのかな。

 アメリカ国内の電力普及の様子とそこにある対立が描かれ、名のあるエジソンという人物に関しても、何となく意外な一面が垣間見え、面白い作品であった。

/5

監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、マイケル・シャノン
   トム・ホランド、ニコラス・ホルト、キャサリン・ウォーターストン
   タペンス・ミドルトン、スタンリー・タウンゼント、マシュー・マクファディン
於:TOHOシネマズ日比谷

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