CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-157「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」(アメリカ) 

2023年06月29日 00時24分36秒 | アメリカ映画
迷子にならないで
 マルチバースを自由に移動できるようになった世界。マイルスは久々に姿を現したグウェンに導かれ、あるユニバースを訪れる。
 そこにはスパイダーマン2099ことミゲル・オハラやピーター・B・パーカーら、さまざまなユニバースから選ばれたスパイダーマンたちが集結していた。愛する人と世界を同時に救うことができないというスパイダーマンの哀しき運命を突きつけられるマイルスだったが、それでも両方を守り抜くことを誓う。
 しかし運命を変えようとする彼の前に無数のスパイダーマンが立ちはだかり、スパイダーマン同士の戦いが幕を開ける。(「作品資料」より)


 マーベルコミックのヒーローをアニメで描いた「スパイダーマン:スパイダーバース」に続くシリーズ第2弾。

 前作でマルチバースの世界を描き、別次元の何人かのスパイダーマンが登場したが、本作でもそれは続いていく。

 15歳の少年、マイルス・モラレスはスパイダーマンとして街を護る一方で、それを隠している両親との関係がぎこちなくなってしまう。

 別次元でスパイダーガールとして悪と対峙しているグウェン・ステイシーも父親との関係がうまくいかず、ついに別次元のスパイダーマンたちが集まる世界へ足を踏み入れる。

 久々にグウェンはマイルスの元を訪れるが、それは次元を超えた怪物を捕らえるため。

 そしてマイルスも一緒に戦いながら、スパイダーマンが集まる世界へやって来る。

 そこで知る衝撃の事実。

 しかし、マイルスはその事実を覆そうと立ち向かっていく。

 色彩豊かな映像で、アメリカン・コミックを観ているような感じ。

 そして疾走感あふれる映像。

 マルチバースのスパイダーマンを描いているということで実写版であるトビー・マグワイヤの「スパイダーマン」やアンドリュー・ガーフィールドの「アメイジング・スパイダーマン」の映像も時折使われている。

 また、マイルスもグウェンも両親との間にわだかまりやぎくしゃくした関係があり、ヒーローとなってしまった苦悩が描かれる。

 マルチバースを揺るがし、マイルスに復讐を企てるスポットという適は登場するが、クライマックスでマイルスに立ちはだかるのは、マルチバースのスパイダーマンたち。

 果たして、マイルスはそんなスパイダーマンたちの手から逃れ、愛する人を救えるのか。

 思わぬ人物と遭遇することになるマイルスが危機に陥ったところで、〝to be Continued〟

 元々2024年にも続編公開予定だったんだな。

 マイルス・モラレスは帰ってくる。

 決着はつかなかったが、設定も興味深く、話の展開に緊迫感もあり、面白い一本であった。

/5

監督:ホアキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・K・トンプソン
声の出演:シャメイク・ムーア、ヘイリー・スタインフェルド、ジェイク・ジョンソン、オスカー・アイザック
     ジェイソン・シュワルツマン、イッサ・レイ、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ルナ・ローレン・ベレス
於:TOHOシネマズ池袋

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 23-156「カード・カウンター... | トップ | 23-158「告白、あるいは完璧... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカ映画」カテゴリの最新記事