CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-158「告白、あるいは完璧な弁護」(韓国)

2023年06月30日 00時17分27秒 | 韓国映画
救いには苦しみがつきものです
 IT企業の社長ユ・ミンホの不倫相手であるキム・セヒが、ホテルの密室で殺害された。第一容疑者となったミンホは犯行を否認し、敏腕弁護士ヤン・シネを雇って事件の真相を探り始める。
 ミンホは事件前日に起きた交通事故がセヒの殺害に関係しているかもしれないと告白し、事件の再検証が始まるが、目撃者が現れたことによって事態は思わぬ方向へと転がっていく。(「作品資料」より)


 ホテルの一室でキム・セヒという女性が殺され、一緒に部屋にいた不倫相手であるIT企業社長のユ・ミンホが容疑者として逮捕される。

 釈放されたミンホは、山奥の別荘に行き、そこでこれからの対策のため敏腕弁護士のヤン・シネと会う。

 物語は、ミンホを弁護するため、事件の真相を二人が探っていく展開。

 ヤン・シネが別荘を訪れた時から、本作はスペイン映画「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」のリメイクであることが判ったな。

 その後の展開は、キム・セヒ殺人だけでなく、ミンホがその前に遭遇した自動車事故とその顛末について語っていく。

 ホテルの部屋で起こったことをミンホは話すが、正に密室殺人。

 他に犯人がいるとすれば、どのような手段、トリックで成し遂げたのか。

 仮説で話を進めていく中、もしかするとこちらが真実かもしれないという話も出てくる。

 ホテルの殺人の真実に加えて、交通事故の後に起こった出来事と、その事故で行方不明となった青年の行方を探っていく。

 オリジナルでも思ったのだが、弁護士がここまで突っ込んだような話をするかなとは気になる。

 そして、いったん話したことは実はそうではなかったというようなことまで口にする。

 オリジナルでは最後の最後に衝撃の真実が明かされるが、本作は終盤で明かされた後、更に二転三転する展開。

 弁護のために真実を突き止めようとする展開には緊迫感があり、惹き込まれるサスペンス・スリラーではあった。

/5

監督:ユン・ジョンソク
出演:ソ・ジソブ、キム・ユンジン、ナナ、チェ・グァンイル
於:グランドシネマサンシャイン池袋

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