CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-319「タワーリング・ダウン」(フランス・ブルガリア・ベルギー)

2017年11月06日 00時36分08秒 | フランス映画
私たちの愛の深さには敵わない
 関係が冷え切り、離婚寸前のエンジニアのブロンソンと妻。
 ある日、高層ビルでガス漏れによる火災事故が発生する。そのビルには二人の子供たちがおり、ブロンソンたちも60階に閉じ込められていた。
 炎がビルを破壊していくなか、ブロンソンは炎を消火し、家族を助けることができるのか。(「KINENOTE」より)


 60階の高層ビルで起こった火災の様子と、それに巻き込まれた家族の奮闘と愛を描いたパニック・アクション。

 まあ高層ビル火災の話はこれまでも幾つかあり、緊迫感ある作品も多く、もちろん本作もそういうものを期待したのだが、これが正直肩透かしだったな。

 とりあえず、予算の問題もあったのだろうが、その映像がかなりチープ。

 もしかすると「シャークネード」などの低予算B級映画を製作しているアサイラムの作品かと途中で思う程のような映像だったな。


 物語は、60階のビルでブロンソンとブリアナが離婚協議をしているさ中、20階でガス漏れ爆発による火災が発生する。

 しかもちょうどその時、息子と娘がビルのエレベーターに乗っており、閉じ込められてしまう。

 ブロンソンとブリアナは二人の子供を救出するため、危険な状況の中、奮闘する。

 
 火災現場における消防士の奮闘ではなく、家族を救うために奮闘する夫婦の姿を描いた作品。

 冒頭、ブリアナがボルダリングをしているシーンがあり、それが救出時に活かされるんだろうなとは想像できる。

 それにしても、出てくる人物の行動が、深く考えずに動くことが多く、更に、何か微妙にずれているなと思う言動も多かったな。

 消防士の制止を振り切っての家族の救出劇は、まあ家族愛の深さを描き、両親がヒーローになる物語として受け入れられるものではあったかな。


 墜落したヘリコプターの周囲にあれだけ人がいるのはおかしいなど、突っ込みどころの多い作品。
 映像のチープさも相まって、ちょっと笑いそうになってしまうことも多い作品だったな。

 パニック・アクションというより家族愛を描いたヒーローものと受け取るべきかな。
 ブロンソンよりブリアナの方が大活躍ではあったな。

/5

監督:エリック・サマー
出演:クレア・フォーラニ、ジェイミー・バンパー
於:シネマート新宿

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