CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-320「戦狼 ウルフ・オブ・ウォー」(中国)

2017年11月07日 01時22分50秒 | 中国映画
血の代償は血で返せ
 義侠心から事件を起こし軍を除籍された特殊部隊戦狼の元隊員・レンは、失踪した恋人の足跡を追いアフリカの地へ。
 しかし突如内戦が勃発。難を逃れ一度は帰国するが、国や人民を守る元・戦狼の使命感から、残された同胞を救出するため危険を顧みず再びアフリカに向かう。(「KINENOTE」より)


 正義の怒りのために人を殺してしまった特殊部隊、戦狼の元隊員のレン。
 刑務所生活の後、殺された恋人の敵を討つため、アフリカで情報を集めながら暮らしている。

 そんな中、突如内戦が勃発し、反乱軍が国内で大虐殺を繰り広げる。

 内地の工場に取り残された中国人たちを救うため、レンはたった一人で救出に向かう。


 主演は、「ドラゴン×マッハ!」「コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝」のウー・ジン。

 本作は監督にもあたり、所狭しとアクションで大暴れである。

 内戦状態に陥ったアフリカのある国で、中国軍は政治的問題で関与できず、内地に取り残された同胞と民間人を救うため、レンが一人で救出に向かう。

 反乱軍に雇われたヨーロッパの傭兵たちが無差別に殺戮を繰り返し、工場に残った人々も襲撃する。

 ほとんど民間人ばかりと共に、レンは傭兵たちに立ち向かうのだが、絶体絶命の状況で、果たしてレンたちは傭兵たちを倒して生き残れるのか。

 
 わずかな人数で大軍に立ち向かうという展開は、なかなか緊迫感ある戦いを見せてくれるが、これだけの大軍に戦える人数はわずかという設定は、かなり偏っているな。

 それでも、様々な奇策で立ち向かったりするのだが、やはり多勢に無勢、さすがのレンももう終わりかというぐらいまで最後は追い詰められてしまう。

 傭兵のリーダーを演じたのは「パージ:大統領令」のフランク・グリロで、この人も武術の達人ということらしく、最後はウー・ジンとの一騎打ちを見せてくれる。

 激しいアクションをこれでもかと見せて、ちょっと現実超えたようなシーンもあったが、楽しめるミリタリー・アクションであった。

 しかし、最後の印象として残ったのは、中国礼賛だったな。


 原題が「戦狼2」であり、2015年製作、日本劇場未公開の「ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊 vs PLA特殊部隊」の続編らしい。
 しかも、最後には、「3」が間もなく公開というテロップまで出てくる。

 本作は、全世界興行収入歴代54位という記録を樹立した作品らしいが、日本での公開は特集上映の一本としてこじんまり上映。

 続編もちゃんと劇場公開されるかな。

/5

監督:ウー・ジン
出演:ウー・ジン、フランク・グリロ、セリーナ・ジェイド、ウー・ガン、チャン・ハン、ユー・ナン
於:シネマート新宿

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