CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-357「フォロイング」(タイ・アメリカ)

2017年12月29日 22時28分27秒 | タイ映画
ワタベの祠を粗末にするから、自業自得じゃ
 旅行でタイを訪れ、幸せな時を過ごしていたジュリーとジムのカップル。
 その夜、同じホテルに滞在していたロバートが、霊の祀られた祠を見に行こうと二人を誘う。ジムは気乗りしなかったが、興味津々のジュリーは怪しい森の中へと入っていく。
 森の奥に佇む祠には像が置かれてあった。ジュリーは吸い込まれるように像を手に取ってしまい、その瞬間、気を失う。ロバートは二人を置き去りにして逃げてしまい、ジムは現地ガイドのゴゴの協力でなんとか森を抜け出す。
 ますます悪化するジュリーの容態を見て、ゴゴは早くここから離れないといけないと言うが。(「KINENOTE」より)


 タイへ旅行に来ていたカップル、ジュリーとジムは、同じホテルに泊まっていたイギリス人旅行客のロバートたちの誘いで森深くにある祠を見に行く。

 そこで祭られていた像をジュリーが手にした瞬間、ロバートたちはダッシュで逃亡、ジュリーはその場に倒れ、体調を崩してしまう。

 ジュリーは祠に祭られていた日本人女性、ワタベの霊にとり憑かれ、体調が徐々に悪化していく。
 どうやらロバートたちと一緒に旅行していた女性が霊に憑かれていたようで、それを別の女性、ジュリーに移すことによって、難を逃れた模様。

 霊が少し見えるという男、リノが言うには、憑かれて36時間経つと、幽界へ引き込まれてしまい、手遅れになる。
 ロバートたちは長期に滞在していたとホテルのスタッフは言っていたが、36時間以上経っていなかったのかな。

 物語の舞台はタイではあったが、とり憑く霊は日本人女性のもの。

 憑いた女性に迫りくるところは、東洋的なホラーの感じもあり、ちょっと「呪怨」の伽耶子を思い出させるものもあったが、驚かせるように突然現れたりするところは、西洋ホラー的でもあったな。

 ちなみに大概はおどろおどろしい姿を見せるワタベであるが、普通の姿の頃を演じていたのは、中国人女優のようだった。

 ジュリーを助けるには、別の女性に霊を移すことだと言われるが、ジムは良心の咎めもあり、それが実行できない。

 ついには除霊師の手を借りることになる。

 旅先で知り合いになるというのも一つの楽しみかもしれないが、簡単に見知らぬ人を信用するというのも良くないのかな。

 それにしても西洋人というのは東洋の祠などに、そんなに興味を抱くものなのか。


 突然姿を現して驚かせるという手法は、よくあるホラーという感じであったが、タイにおける日本人女性の霊など、ちょっと捻った設定は面白い作品だった。

/5

監督:リッチ・ラグズデール
出演:スカウト・テイラー=コンプトン、ジェームズ・ランドリー・ヘバート、マーク・ブーン・ジュニア
    マイケル・S・ニュー、ラッセル・ジェフリー・バンクス、エラナ・クラウズ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 17-356「ノクターナル・アニ... | トップ | 17-358「IT イット “それ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

タイ映画」カテゴリの最新記事