悪い女は邪悪な悪魔、良い女は愚かな悪魔
創作に行き詰まり苦悩を深める小説家の美倉洋介は、ある日道端で酔いつぶれていた少女ばるぼらと出会い、家に連れ帰る。
大酒飲みでだらしないばるぼらに閉口しながらも、そんな彼女になぜか惹かれていく美倉。ばるぼらのおかげで創作意欲も湧き、どんどん筆が進む美倉だったが。(「allcinema」より)
手塚治虫の大人向けとして描いた漫画を実写映画化した作品。
小説家の美倉洋介が、ある日新宿駅の近くで酔い潰れていた少女を家に連れて帰るところから物語が始まる。
そんな少女をよく連れて帰るものだと思うが、どうやら美倉は創作に行き詰っているばかりでなく、どこか異常性欲に悩まされているようで、それが少女を連れて帰る要因にもなっていたのかな。
ばるぼらと名乗る少女に惹かれ、彼女といると創作意欲も湧いてくる美倉。
しかし、そんな二人の関係はどことなく退廃的な雰囲気を見せる。
ばるぼらは、ミューズなのかファム・ファタールなのか図りかねる中、やがてばるぼらが、ちょっとオカルト的な組織に関係していることが判る。
全体的には、エロティックで退廃的、そしてミステリアスな雰囲気で物語が展開していく。
ばるぼらと一緒にいることで美倉は破滅していくんじゃないかなと予想される展開ではある。
ついに美倉はばるぼらとの結婚を決意し、クライマックスだと思われる怪しい儀式のような結婚式に参加する。
その結婚式で素っ裸になる美倉。
しかし、そこからラストまでの展開は、普通の逃避行と悲劇が描かれ、何となく話を途中で打ち切った感じもあり、やや物足りなさを感じる結末だったな。
ちょっと偏執的な美倉と、奔放ながら謎を秘めるばるぼらの姿と関係が興味深くはある作品だったな。
/5
監督:手塚眞
出演:稲垣吾郎、二階堂ふみ、渋川清彦、石橋静河
美波、大谷亮介、片山萌美、ISSAY、渡辺えり
於:池袋シネマ・ロサ
創作に行き詰まり苦悩を深める小説家の美倉洋介は、ある日道端で酔いつぶれていた少女ばるぼらと出会い、家に連れ帰る。
大酒飲みでだらしないばるぼらに閉口しながらも、そんな彼女になぜか惹かれていく美倉。ばるぼらのおかげで創作意欲も湧き、どんどん筆が進む美倉だったが。(「allcinema」より)
手塚治虫の大人向けとして描いた漫画を実写映画化した作品。
小説家の美倉洋介が、ある日新宿駅の近くで酔い潰れていた少女を家に連れて帰るところから物語が始まる。
そんな少女をよく連れて帰るものだと思うが、どうやら美倉は創作に行き詰っているばかりでなく、どこか異常性欲に悩まされているようで、それが少女を連れて帰る要因にもなっていたのかな。
ばるぼらと名乗る少女に惹かれ、彼女といると創作意欲も湧いてくる美倉。
しかし、そんな二人の関係はどことなく退廃的な雰囲気を見せる。
ばるぼらは、ミューズなのかファム・ファタールなのか図りかねる中、やがてばるぼらが、ちょっとオカルト的な組織に関係していることが判る。
全体的には、エロティックで退廃的、そしてミステリアスな雰囲気で物語が展開していく。
ばるぼらと一緒にいることで美倉は破滅していくんじゃないかなと予想される展開ではある。
ついに美倉はばるぼらとの結婚を決意し、クライマックスだと思われる怪しい儀式のような結婚式に参加する。
その結婚式で素っ裸になる美倉。
しかし、そこからラストまでの展開は、普通の逃避行と悲劇が描かれ、何となく話を途中で打ち切った感じもあり、やや物足りなさを感じる結末だったな。
ちょっと偏執的な美倉と、奔放ながら謎を秘めるばるぼらの姿と関係が興味深くはある作品だったな。
/5
監督:手塚眞
出演:稲垣吾郎、二階堂ふみ、渋川清彦、石橋静河
美波、大谷亮介、片山萌美、ISSAY、渡辺えり
於:池袋シネマ・ロサ
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