もうあなたを愛していないの
脚本家のポールは映画プロデューサーのプロコシュから、フリッツ・ラングが監督する大作映画「オデュッセイア」の脚本の手直しを依頼される。
ポールと妻で女優のカミーユはプロコシュの自宅へ招かれるが、ポールが遅れて到着するとカミーユの態度はなぜか豹変しており、彼に対して軽蔑のまなざしを向ける。
やがてポールとカミーユは映画のロケのため、カプリ島にあるプロコシュの別荘を訪れるが。(「作品資料」より)
1963年製作、日本では1964年に公開された作品。
製作から60周年、4Kレストア版でリバイバル公開され、鑑賞。
若干衰退気味のヨーロッパの映画産業を絡め、一組の夫婦の姿を描いた作品。
監督がゴダールということで、あまり得意ではないのだが、ゴダールだから観てしまったというところがあるな。
冒頭で驚いたのが、基本テロップで紹介されるキャストやスタッフをナレーションで紹介していくところ。
斬新だったな。
ちなみにエンドロールは無しである。
仲睦まじかったポールとカミーユの夫婦が、映画プロデューサーのプロコシュの屋敷を訪れた後から、おかしくなっていく。
カミーユのポールへの言動が冷たくなっていく。
それを感じるポールは、カミーユに対して詰問していくが、カミーユははぐらかすようなことしか言わない。
一時の感情かなと思っていたが、ついにはカミーユは軽蔑するとまで言い出す。
そんな二人のやり取りが続いていき、やっぱり観ているのは、多少しんどいかったかな。
映画に対するプロコシュの発言などは、若干難解なところはあるが,ポールとカミーユのやり取りは難解でもない。
ようやくカミーユが軽蔑する理由を話した時、ちょっと納得するものがあったな。
そんな二人の仲がどうなっていくのか気になったが、結末は意外ではあったが、ヌーヴェルバーグらしい結末でもあったな。
ポールの何気ない行動が生んだ、カミーユのポールに対する軽蔑。
興味深い作品ではあった。
/5
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ブリジット・バルドー、ミシェル・ピッコリ、ジャック・パランス、ジョルジア・モール、フリッツ・ラング
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
脚本家のポールは映画プロデューサーのプロコシュから、フリッツ・ラングが監督する大作映画「オデュッセイア」の脚本の手直しを依頼される。
ポールと妻で女優のカミーユはプロコシュの自宅へ招かれるが、ポールが遅れて到着するとカミーユの態度はなぜか豹変しており、彼に対して軽蔑のまなざしを向ける。
やがてポールとカミーユは映画のロケのため、カプリ島にあるプロコシュの別荘を訪れるが。(「作品資料」より)
1963年製作、日本では1964年に公開された作品。
製作から60周年、4Kレストア版でリバイバル公開され、鑑賞。
若干衰退気味のヨーロッパの映画産業を絡め、一組の夫婦の姿を描いた作品。
監督がゴダールということで、あまり得意ではないのだが、ゴダールだから観てしまったというところがあるな。
冒頭で驚いたのが、基本テロップで紹介されるキャストやスタッフをナレーションで紹介していくところ。
斬新だったな。
ちなみにエンドロールは無しである。
仲睦まじかったポールとカミーユの夫婦が、映画プロデューサーのプロコシュの屋敷を訪れた後から、おかしくなっていく。
カミーユのポールへの言動が冷たくなっていく。
それを感じるポールは、カミーユに対して詰問していくが、カミーユははぐらかすようなことしか言わない。
一時の感情かなと思っていたが、ついにはカミーユは軽蔑するとまで言い出す。
そんな二人のやり取りが続いていき、やっぱり観ているのは、多少しんどいかったかな。
映画に対するプロコシュの発言などは、若干難解なところはあるが,ポールとカミーユのやり取りは難解でもない。
ようやくカミーユが軽蔑する理由を話した時、ちょっと納得するものがあったな。
そんな二人の仲がどうなっていくのか気になったが、結末は意外ではあったが、ヌーヴェルバーグらしい結末でもあったな。
ポールの何気ない行動が生んだ、カミーユのポールに対する軽蔑。
興味深い作品ではあった。
/5
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ブリジット・バルドー、ミシェル・ピッコリ、ジャック・パランス、ジョルジア・モール、フリッツ・ラング
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます