CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

25-038「嗤う蟲」(日本)

2025年02月08日 16時16分21秒 | 日本映画

皮まで食べりん

 田舎での暮らしに憧れるイラストレーターの杏奈は、脱サラした夫・輝道とともに麻宮村に移住する。自治会長の田久保のことを過剰なまでに信奉し、過剰なまでにお節介を焼く村民たちに辟易しながらも、2人は新天地でのスローライフを満喫する。

 そんな中、村民の中に田久保を畏怖する者たちがいることを知った杏奈は、次第に不信感を抱くようになっていく。

 一方、輝道は田久保の仕事を手伝うことになり、 麻宮村の隠された「掟」の存在を知ってしまう。(「作品資料」より)

 

 都会から田舎へ引っ越してきた杏奈と輝道の夫婦。

 杏奈は自宅でイラストレーターの仕事を行い、輝道は農業をして、ゆったりとした生活を楽しもうとする。

 そんな2人が村の秘密に翻弄され、追い詰められていく姿を描いたスリラー。

 都会とは違って田舎だと、住民がやたらと隣近所に世話を焼こうとする。

 都会だと干渉されないことが心地良かったりするが、田舎の村ではそうはいかないよう。

 それだけならまだしも、村では田久保という人物を中心に何かを隠れて行なっているよう。

 杏奈と輝道に子供が産まれると、村が総出で〝ありがっさま〟と合唱する。

 異様な雰囲気と村人たちの言動が気になる展開。

 子供に関する、何か因習があるのではと想像させられる。

 しかし、実際村で行っていることは直接的なことだったな。

 輝道も巻き込まれた仕事を休ませてくれと言うと、嫌がらせ、村八分を受けてしまう。

 杏奈はそんな状況に疑いを抱き、村を脱出しようとする。

 果たして、杏奈と輝道は村から逃れることが出来るのか。

 村と村民の少し異様な雰囲気が恐ろしさを感じるスリラーだった。

 閉鎖されたような村での近所付き合いというのも難しいな。 

/5

監督:城定秀夫

出演:深川麻衣、若葉竜也、松浦祐也、片岡礼子、中山功太、杉田かおる、田口トモロヲ

於:グランドシネマサンシャイン池袋


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