よりによってこのマンションで
深夜に泥酔状態で帰宅した会社員のサンフンは、女の微かな悲鳴を耳にする。恐る恐るベランダに出ると、女が男に殴り殺される現場を目撃。次の瞬間、その殺人鬼はサンフンの部屋の明かりに気づき、部屋の階数を確認していた。
翌朝、警官のジェヨプを中心に目撃情報の聞き取りが始まるが、何百室もあるマンションの真下で起きた事件にもかかわらず、誰一人として証人は現れなかった。
身の危険を感じて知らんぷりを決め込むサンフン。だが、彼が目撃者であると確信する殺人鬼の影が忍び寄っていた。(「KINENOTE」より)
殺人事件を目撃してしまい、しかも犯人に顔を見られたかもしれない男。
犯人の復讐を恐れるがため、警察に通報しなかったサンフンであるが、犯人に狙われるかもしれないと脅えながら過ごす。
警官のジェヨプが聞き込みでサンフンの元を訪れるが、サンフンは何も見ていないと主張する。
しかし、犯人らしき男の影がちらつき、妻と幼い娘にも危険が及ぶのではないかと恐れる。
すぐに通報すれば良かったのに、あるいは警官から訊かれた時に言えばいいのにと思うのだが、警察が信用ならなかったのかな。
自分の身もさることながら、家族に危機が及ぶのが怖かった模様。
しかも、マンションの目の前で殺人事件が起きながら、マンションの住人も警察に協力する姿勢を見せない。
事件によってマンションの価値が落ちることを心配している程。
そんな中、徐々に近づいてくる犯人に、どんどん追い詰められてしまうサンフン。
しかし、ジェヨプたちもだてに警察ではなく、サンフンが犯人を目撃していると確信し、近づいてくる。
犯人に追い詰められながら、警察からも追い詰められてしまうサンフン。
最後は意を決するサンフンであるが、そこから家族が危険な状況に陥ってしまう。
果たして、サンフンは家族を護ることが出来、真犯人は逮捕されるのか。
緊迫感の高まる展開で面白い作品であった。
殺人事件を目撃しながら通報しなかったサンフンであるが、必ずしも彼一人の問題だけには終わらせなかったラスト。
周囲を気にしない、ことなかれの人々を揶揄するようなラストでもあったな。
/5
監督:チョ・ギュジャン
出演:イ・ソンミン、キム・サンホ、チン・ギョン、クァク・シヤン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
深夜に泥酔状態で帰宅した会社員のサンフンは、女の微かな悲鳴を耳にする。恐る恐るベランダに出ると、女が男に殴り殺される現場を目撃。次の瞬間、その殺人鬼はサンフンの部屋の明かりに気づき、部屋の階数を確認していた。
翌朝、警官のジェヨプを中心に目撃情報の聞き取りが始まるが、何百室もあるマンションの真下で起きた事件にもかかわらず、誰一人として証人は現れなかった。
身の危険を感じて知らんぷりを決め込むサンフン。だが、彼が目撃者であると確信する殺人鬼の影が忍び寄っていた。(「KINENOTE」より)
殺人事件を目撃してしまい、しかも犯人に顔を見られたかもしれない男。
犯人の復讐を恐れるがため、警察に通報しなかったサンフンであるが、犯人に狙われるかもしれないと脅えながら過ごす。
警官のジェヨプが聞き込みでサンフンの元を訪れるが、サンフンは何も見ていないと主張する。
しかし、犯人らしき男の影がちらつき、妻と幼い娘にも危険が及ぶのではないかと恐れる。
すぐに通報すれば良かったのに、あるいは警官から訊かれた時に言えばいいのにと思うのだが、警察が信用ならなかったのかな。
自分の身もさることながら、家族に危機が及ぶのが怖かった模様。
しかも、マンションの目の前で殺人事件が起きながら、マンションの住人も警察に協力する姿勢を見せない。
事件によってマンションの価値が落ちることを心配している程。
そんな中、徐々に近づいてくる犯人に、どんどん追い詰められてしまうサンフン。
しかし、ジェヨプたちもだてに警察ではなく、サンフンが犯人を目撃していると確信し、近づいてくる。
犯人に追い詰められながら、警察からも追い詰められてしまうサンフン。
最後は意を決するサンフンであるが、そこから家族が危険な状況に陥ってしまう。
果たして、サンフンは家族を護ることが出来、真犯人は逮捕されるのか。
緊迫感の高まる展開で面白い作品であった。
殺人事件を目撃しながら通報しなかったサンフンであるが、必ずしも彼一人の問題だけには終わらせなかったラスト。
周囲を気にしない、ことなかれの人々を揶揄するようなラストでもあったな。
/5
監督:チョ・ギュジャン
出演:イ・ソンミン、キム・サンホ、チン・ギョン、クァク・シヤン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます