命の終わる音です
ソウルにある高級ホテルで総マネージャーを務めるソヌ。クールで頭の切れる彼は、ホテルの経営者であり裏社会でも絶大な力を持つカンからも絶大な信頼を得ていた。
カンは若い愛人ヒスに別の男がいると疑い、ソヌに彼女を監視させ、裏切りを見つけた場合は彼女を殺すか、カンに報告するよう命じる。ヒスの監視を続けるうち、彼女の不思議な魅力にひかれていくソヌ。
ある日、ヒスと男との情事の現場を押さえたソヌは、ボスの命令に反して事実を隠蔽する。
しかし、そのことがカンに知られたことで、命を狙われることになる。(「作品資料」より)
2004年製作、日本では2005年に公開。
初公開時にも鑑賞したが、今回4Kレストア版にてリバイバル公開されたので再鑑賞。
裏社会でも成功していた男があることをきっかに転落、命を狙われる様を描いたバイオレンス・ノワール。
ホテルのマネージャーで、裏社会でも成功しているソヌ。
クールで感情に流されないソヌは、会長からある仕事を頼まれる。
それは会長の若い愛人、ヒスの監視。
そこでソヌはヒスの情事の現場を押さえるが、それを会長には報告せずに収めようとする。
しかし、それはどういうわけか会長に知られ、ソヌは命令に背いたとして命を狙われることになる。
冷酷とも言える男が1人の女性に惹かれ、転落していくという、話としてはありがち。
1度捕えられ、命の危機に瀕するが、何とか逃げ切ったソヌは反撃を開始する。
暴力シーン、拷問シーンは激しいものがあったな。
たった1人で組織や殺し屋たちに立ち向かうソヌ。
果たしてソヌは復讐を成し遂げるのか、気になる展開である。
男の転落、組織から命を狙われ、立ち向かっていくという話はオーソドックスではあるが、惹き込まれる話であった。
終盤から結末、ソヌは何故こうなってしまったのかと呟くに等しい展開だったな。
/5
監督:キム・ジウン
出演:イ・ビョンホン、キム・ヨンチョル、シン・ミナ、ファン・ジョンミン、エリック、チン・グ、キム・レハ
於:シネマート新宿
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