CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-083「君は月夜に光り輝く」(日本)

2019年04月05日 00時17分47秒 | 日本映画
短くても生きる喜びを味わいたくなった
 高校生の岡田卓也はクラスの寄せ書きを届けるために、まだ会ったことのない入院中の同級生・渡良瀬まみずにもとへと向かう。彼女は“発光病”という不治の病を発症し、隔離病棟での入院生活を送っていた。
 すでに宣告された余命を過ぎ、余命ゼロとなっていたまみず。卓也はひょんな成り行きから、病院から出られないまみずに代わって、彼女がやりたかったことを実行し、その感想を伝える“代行体験”を引き受けることに。
 その代行体験を通じて、いつしか互いに惹かれ合うまみずと卓也だったが。(「allcinema」より)


 発光病という不治の病を患い、宣告された余命を過ぎ、余命ゼロとなった渡良瀬まみず。

 ふとしたことで彼女の病室を訪ねることになり、彼女のやりたいことを代行することになった同級生の岡田卓也。

 そんな二人の切ない恋の行方を描いたラブ・ストーリー。


 発光病という病気が本当にあるのか、つい調べてしまったが、どうやら実際には無いよう。

 岡田卓也を演じたのは、北村匠海で、「君の膵臓をたべたい」でも余命わずかの女の子と関わり、恋することになる高校生を演じていたな。

 監督も同じ、月川翔である。


 余命ゼロ、病院から出ることの出来ないまみずの代わりに、やりたいことを代行することになった卓也。

 そんな卓也の代行の話を聞いて、生きることの喜びを感じ始めるまみず。

 そして二人は徐々に心を寄せ始めるが、まみずは余命ゼロということで、そこに切ない想いが募り始める。


 更に卓也には大事な人を亡くした経験がある模様。
 最初は彼女を亡くしたのかなと思ったが、どうやら姉のよう。

 その姉の鳴子は事故で亡くなったのだが、彼が病気で亡くなったのを後追いしたような感じで亡くなっている。

 しかも、その彼も発光病。


 まみずへの想いが募れば募るほど、まみずがいなくなった時の喪失感を恐れる卓也。

 果たして、二人の想いはどこへ向かうのか。

 
 まみずの運命は判っているものの、二人の気持ちに切なさが募る。

 ホロリとさせられるシーンも多かった。

 最終的には、生きることへ前向きとなる卓也であるが、果たして先に進めるのかな、とは気になるな。

/5

監督:月川翔
出演:永野芽郁、北村匠海、甲斐翔真、松本穂香
   今田美桜、優香、生田智子、長谷川京子、及川光博
於:新宿ピカデリー

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