CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-080「スパイダーマン:スパイダーバース」(アメリカ)

2019年04月02日 01時11分12秒 | アメリカ映画
待つんじゃない、自分で跳べ
 スパイダーマンことピーター・パーカーの突然の訃報を受け、悲しみに暮れるニューヨーク市民たち。
 そんな中、ひょんなことから突然変異した蜘蛛にかまれ、スパイダーマンの能力を手に入れた13歳の少年マイルス・モラレス。彼はピーターの遺志を継いで新生スパイダーマンとして世の中を守ると誓うが、自分の力をうまくコントロールできずに不安ばかりが募っていく。
 するとそこへ、死んだはずのピーターが中年の姿で現われる。彼は、闇社会に君臨するキングピンの恐るべき実験によって時空がゆがめられたために、別の次元から飛ばされてきたのだった。
 マイルスはキングピンの野望を阻止し、中年ピーターが元の次元に戻れるよう、一緒に戦うと決意するのだったが。(「allcinema」より)


 「ヴェノム」を鑑賞した際、エンドロール後のアニメの映像は何だろう、と思ったのだが、本作の予告みたいなものだったんだな。

 近年、何度も実写映画化されている「スパイダーマン」のアニメ作品。

 
 スパイダーマンであるピーター・パーカーが死去。
 
 同じく突然変異した蜘蛛に噛まれた少年、マイルスが、ピーターに代わりスパイダーマンとして世界を救うかという話。

 しかし、まだ13歳のマイルスにはその力を活かしたり、闘う決意が出来ていない。

 そんなマイケルの元に、別の次元からスパイダーマンたちがやって来て、時空を歪め、ピーターを殺したキングピンの野望を阻止しようと決意する。

 
 アニメだからこそ描ける世界という感じで、おそらく最新技術で描かれているのだろうとは思うが、何となくアメコミらしい画にもなっている。

 ピーターの代わりにスパイダーマンとして世界を守る使命を与えられてしまったマイルス。

 その葛藤と成長を描いているのは、スパイダーマンの基本ライン。

 別次元からやって来たピーター・B・パーカーに女性のスパイダー・グウェン。

 加えて、いかにも日本のアニメ・キャラらしいペニー・パーカーやカートゥーンのスパイダー・ハム。
 そしてモノクロのスパイダーマン・ノワールなども集結して、それぞれ特徴ある映像を見せながら、物語は展開する。

 スピード感溢れるアクションにシリアスなシーンに加え、結構笑いも誘ってくれる。

 果たしてどのようにマイルスはスパイダーマンとして闘う決意をするのか、他次元からやって来たスパイダーマンたちは元の世界へ戻れるのか。
 そしてマイルスはキングピンを倒すことが出来るのか。

 物語としても楽しい一本だった。

 ちゃんとアニメでもスタン・リーが出ているのには笑ったな。


 エンドロール後にも映像があるということで、次の作品に繋がるのかなと思っていたが、これはおまけ映像みたいなものなのかな。

/5

監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
声の出演:シャメイク・ムーア、ヘイリー・スタインフェルド
     リーヴ・シュレイバー、マハーシャラ・アリ、リリー・トムリン
     ジェイク・ジョンソン、ニコラス・ケイジ、キミコ・グレン、ジョン・ムレイニー
於:TOHOシネマズ渋谷

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