CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-248「禁じられた遊び」(日本)

2023年09月30日 12時44分26秒 | 日本映画
一番怖いのは、一度死んで生き返った者だ
 伊原直人は愛する妻・美雪や息子・春翔とともに幸せな生活を送っていた。しかし突然の悲劇が一家を襲い、美雪は帰らぬ人となってしまう。
 直人の元同僚である映像ディレクターの倉沢比呂子は、直人の家で庭の盛り土に向かって「エロイムエッサイム」と奇妙な呪文を繰り返し唱え続ける春翔の姿を目撃する。その呪文は「トカゲのしっぽからトカゲが生えてくるか?」という春翔の他愛ない質問に、直人が冗談で教えたものだった。
 子どもの純粋な願いは恐ろしい怪異を呼び覚まし、比呂子と直人に襲いかかる。(「作品資料」より)


 「貞子」「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」等の中田秀夫監督の最新作。

 あの名作とは関係はない。

 伊原直人は、妻の美雪と息子の春翔と幸せに暮らしていたが、ある日事故によって美雪は帰らぬ人に。

 春翔も一時心肺停止となるが、奇跡的に蘇生する。

 美雪の死を悲しむ直人に対し、春翔は母親が生き返るように、美雪の指を埋め、呪文を唱える。
 
 〝エロイムエッサイム〟

 そして、信じられないことが直人の目の前に起こり始める。

 かつて直人と同じ会社にいた、映像ディレクターの倉沢比呂子は、直人に想いを寄せていたが、美雪の生霊に苦しめられた過去がある。

 そんな美雪が亡くなったことを知り、葬儀で直人と再会する比呂子。

 しかし、そこから比呂子は再び不気味な出来事に苦しめられることとなる。

 春翔の呪文によって甦り、比呂子を呪おうとしている美雪。

 比呂子は仕事仲間の柏原と共に美雪の過去を調べ、その真実に驚かされる。

 果たして、比呂子と直人は、甦った美雪の脅威から逃れることが出来るのか。

 美雪の持つ脅威の能力が、今回の恐怖を引き起こしたと思われるが、実はこの恐怖を引き起こしたのは、別の人物。

 なんとなく、それは察しのつくものであったが、それが全てが決したかと思われる後のラスト・シーンに繋がっているのだろうか。

 直人が春翔に言った、ちょっとした冗談が引き起こすことになる恐怖。

 生霊でも甦っても、その迫り来る美雪の姿が怖かった。

 ちょっとミスディレクションを引き起こしながらの展開で、興味惹かれる話であった。

/5

監督:中田秀夫
出演:橋本環奈、重岡大毅、堀田真由、倉悠貴、正垣湊都、猪塚健太、新納慎也、MEGUMI、清水ミチコ、長谷川忍、ファーストサマーウイカ
於:グランドシネマサンシャイン池袋

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