CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-061「サスペクト 薄氷の狂気」(カナダ)

2020年02月16日 00時11分47秒 | カナダ映画
凍える熱さ、燃える寒さ
 ある日、若い女性の遺体が見つかり、捜査官らは手掛かりからサイモンという男を容疑者として逮捕する。
 女性プロファイラーのレイチェルが彼の尋問にあたるが、数々の事件の痕跡は見つかるものの、サイモンは知的障害があることを示唆するかのように子どもっぽい振る舞いを見せ、捜査は進まない。
 そんなとき、さらなる事件が発生する。(「KINENOTE」より)


 女性を拉致、監禁する事件が発生し、刑事のマーシャルはサイモンという男を逮捕し、屋敷に監禁されていた女性たちも無事保護する。

 いやに早く犯人が逮捕されたものだと思ったが、このサイモンが、知的障害を患っているのか、その言動は子供っぽいもの。

 プロファイラーのレイチェルが尋問に当たるが、なかなか真相解明まで進まない。

 しかも、サイモンが勾留されているにも関わらず、現場を検証していた警官たちがガスで殺されたり、車に爆弾を仕掛けられ、刑事が爆死させられたりする事件が発生する。

 サイモンことを調べていくうち、その生い立ちなどから、もしかするとサイモンはただ操られているだけで、他に真犯人がいるのではないかと思わされる。

 サイモン逮捕に協力したのは、元判事で、若い女性を誘う男たちを罠にはめ、代償として性器を切り取るクーパー。
 どうやら家族が犠牲になったようで、その犯人を見つけるために危険なことをしていた模様。

 サイモン逮捕によって、彼が家族を殺したのかを知りたがっている。

 果たしてサイモンは犯人なのか、それとも真犯人が別にいるのか。
 
 サイモンが勾留されていても、別の事件が発生するその理由。

 それが衝撃的な真実として明らかになる展開。

 色々推測したが、これは予想外の展開だったな。

 思いも寄らぬ狂気と、それに振り回され、危険に陥る者たちの姿を映し出し、意外な真実をはらんだサイコ・サスペンスであった。

 マーシャルを演じたのは「ジャスティス・リーグ」でスーパーマンを演じたヘンリー・カヴィル。
 更にベン・キングズレーやスタンリー・トゥッチなど、意外と豪華な俳優陣。

 B級かなと思っていたが、この俳優陣とストーリーからそうではないと感じる一本であった。

/5

監督:デヴィッド・レイモンド
出演:ヘンリー・カヴィル、アレキサンドラ・ダダリオ
   スタンリー・トゥッチ、ベン・キングズレー、ブレンダン・フレッチャー
於:シネマート新宿

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