CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-322「ダブル・サスペクト 疑惑の潜入捜査官」(中国・香港)

2017年11月11日 22時56分52秒 | 中国映画
私はブラック・ジャックだ
 香港警察のホン警視が、部下の潜入捜査官たちを守るため、全データを破壊して命を落とした。以来、潜入捜査官たちの消息は不明とされてきた。
 ところが、“ブラックジャック”と名乗る人物から、女性捜査官ディンとQ警視正に暗号メールが送られてくる。これをきっかけに、謎の解明に乗り出した2人は、やがて大企業の社長ミン、重役のラム、ラムの相棒シウが関わる麻薬ビジネスに辿り着く。
 だが、ラムとシウは、麻薬取引のために訪れたブラジルで裏切り者に命を狙われ、激しい銃撃戦が勃発。様々な野望が明らかになるにつれ、2人の深い絆に亀裂が生じてしまう。
 誰一人信じられない極限下、血で血を洗う抗争はますます激化してゆき。(「KINENOTE」より)


 裏組織に潜入した捜査官の姿を描いたサスペンス・アクション。

 潜入捜査官をしているディンの元に、2年前に死んだホン警視の部下だという潜入捜査官から連絡が入る。

 ディンと上司のQ警視正がその男と連絡を取り、組織がブラジルで麻薬取引を行うという情報を得る。

 しかし、そこで銃撃戦となり、その後Q警視正は思わぬ真実を知ることになる。


 潜入捜査官がやたらと出てくる話。

 そして自分が捜査官だと言って警察に連絡してくる人物が複数出てくる。

 果たして、誰が本当の捜査官なのか、そして偽者が捜査官だと偽る理由は何なのか。

 潜入捜査官がモールス信号で警察にメッセージを送ったりするのだが、まさか銃弾でモールス信号を送るとは思わなかったな。

 最初に出てくる女捜査官のディンは、潜入捜査官にしては、ちょっと緊張感の少ない、笑いのキャラであったりするのだが、その後思わぬ運命となる。

 ホン警視が殺された時、部下の潜入捜査官を護るため、彼らのデータを消去してしまっており、捜査官たちの消息が途絶えてしまっている。

 そのためどこに捜査官がいて、誰が本物なのか判らない。

 誰が潜入捜査官なのかは、途中でハッキリするのだが、偽った方の真意は最後までハッキリ判らなかったな。

 捜査官と組織の人物でありながら、固い絆で結ばれている二人が、最後に対峙する展開。
 その顛末もややスッキリしない感じだったな。


 偽りの捜査官が連絡してくるという設定は面白かったが、ちょっと半端な感じで展開、決着を迎えたなという印象の作品だった。

/5

監督:ジャズ・ブーン
出演:ニック・チョン、ルイス・クー、フランシス・ン、カーメイン・シェー
於:シネマート新宿

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