CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-184「ZOMBIO 死霊のしたたり」(アメリカ)

2022年08月21日 21時49分10秒 | アメリカ映画
お父さんは死んでいる
 某大学の研究室。ドクター・グローバーが血だらけになって死んだ。同室のハーバート・ウエストに容疑がかかるが彼は生命を与えようとしたのだ、と不思議なことを口にした。
 マサチューセッツ州のミスケトニック・メディカル・スクール。ウエストはここの脳外科医ドクター・ヒルの研究室に入ることになった。気の弱いダンと同室だ。ダンには、学長ホルジー博士の娘でメグという恋人がいた。
 彼女の愛猫がウエストの冷蔵庫で死体となって発見される。彼は死体を蘇生させる血清を発明したことを告げる。(「作品資料」より)


 ある学生が開発したという死体蘇生薬が引き起こす惨劇を描いたサスペンス・ホラー。

 マサチューセッツ州にあるメディカル・スクールにやって来たハーバート・ウェストは、ダン・ケインと同居することとなるが、地下室で何やら怪しげな実験を行っている。

 それが死体を蘇生させる薬であることが判り、実際死んだ猫が蘇るのを目にするダン。

 ウェストはついに人間で試してみようと考え、ダンと共に遺体安置所に潜り込み、死体に薬を投与する。

 ここから惨劇が起こる。

 ウェストは異常なほどこの薬に執着しており、人間を蘇らせることを望む。

 正にマッド・サイエンティストである。

 しかし、そのウェストを上回るような異常なサイエンティストもおり、クライマックスは対決という構図になる。

 蘇った死体は意思を持たずにただ暴れ、襲い来るという感じであったが、徐々に生前の意思を持つ死体も現れ始める。

 首を切断された死体も薬によって蘇り、首から離れたまま体が動き出す。

 ちょっとその光景はコミカルな部分もあったな。

 果たして、この狂乱の行方がどうなるのか気になる展開であったが、ラストはそう来るかと、死体蘇生薬がある意味活きる結末となる。

 ゾンビ的なホラーと狂気のマッド・サイエンティストが引き起こす惨劇を描き、興味深いホラーであった。

/5

監督:スチュアート・ゴードン
出演:ジェフリー・コムズ、ブルース・アボット、バーバラ・クランプトン、デヴィッド・ゲイル、ロバート・A・バーンズ
於:池袋HUMAX CINEMAS

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 22-183「キャメラを止めるな... | トップ | 22-185「L.A.コールドケ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカ映画」カテゴリの最新記事