CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-090「やがて海へと届く」(日本)

2022年04月25日 22時32分51秒 | 日本映画
前からこの髪型じゃなかったのが不思議
 引っ込み思案な性格で自分をうまく出すことができない真奈は、自由奔放でミステリアスなすみれと出会う。2人は親友になったが、すみれは一人旅に出たまま突然姿を消してしまう。
 すみれがいなくなってから5年、すみれの不在をいまだ受け入れることができずにいる真奈は、すみれを亡き者として扱う周囲に反発を抱いていた。
 ある日、真奈はすみれのかつての恋人である遠野から彼女が大切にしていたビデオカメラを受け取る。カメラに残されていたのは、真奈とすみれが過ごした時間と、真奈が知らなかったすみれの秘密だった。
 真奈はもう一度すみれと向き合うため、すみれが最後に旅した地へと向かう。(「作品資料」より)


 5年前に消息不明となった親友、すみれへの想いを抱えたまま過ごしている真奈。

 受け入れ難い日々を過ごしている真奈の姿と、二人が初めて出会ってからの日々が綴られていく。

 最初、すみれは亡くなってしまったのかという感じでストーリーは始まっていく。

 かつてのすみれの恋人、遠野と共にすみれの実家へ伺い、形見分けのようなことも行う。

 すみれが亡くなったことのように話すすみれの母親と遠野に反発を覚える真奈。

 そして、すみれが持っていたビデオカメラをもらう真奈であるが、なかなか残された映像を観ることが出来ずにいる。

 やがて、すみれは東北へと出かけ、津波に遭遇し、行方不明となっていることが判る。
 こちらも東日本大震災に係る作品なんだな。

 悶々とした日々を送りながら、周囲で思わぬ出来事に遭遇したりする真奈。

 やがて、ビデオカメラの映像をようやく目にした真奈は、すみれが最後に旅した場所へと訪れる。

 アニメーション映像も挿入され、幻想的な雰囲気を醸し出している。

 親友捜しと共に自分探しでもあるストーリー。

 定まった終着点があるという感じの話ではなかったが、心の揺れ、不在になってしまった人に対し、実は何も知らないという想いが募る展開。

 多少眠りを誘う感じではあったな。

/5

監督:中川龍太郎
出演:岸井ゆきの、浜辺美波、杉野遥亮、中崎敏、鶴田真由、中嶋朋子、新谷ゆづみ、光石研

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