CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-196「オカルトの森へようこそ THE MOVIE」(日本)

2022年09月04日 21時56分38秒 | 日本映画
〝オカルティズム〟を越えますか!?
 ホラー映画監督の黒石光司は実録映画の撮影のため、助監督の市川美保を連れて山奥の家を訪れる。そこには、黒石の映画の内容と全く同じ体験をしたと訴える美女・三好麻里亜がいた。
 やがて黒石のカメラは奇妙な現象を次々と捉え、思わぬ恐怖が彼らを襲い、カメラはその恐ろしい出来事の数々を記録していくが。(「作品資料」より)


 「貞子VS伽椰子」等の白石晃士監督の最新作。

 得意のP.O.V.でのモキュメンタリー・ホラー。

 「WOWOWオリジナルドラマ」があったようで、その劇場版が本作。

 冒頭、映画監督の黒石と助監督の市川の元に、ちょっとおかしな男が訪れ、ひと騒動を起こす様が描かれるが、これが「訪問者」という短編。

 本編は、ある映像を撮ったとされる三好麻里亜という女性を訪れ、実録映画を撮ろうとする黒石と三好の姿から始まる。

 そこで黒石と市川は、麻里亜の奇妙な振る舞い、そして思いも寄らぬモノの姿を目にし、それを映像に収める。

 しかし、そこから次々と恐怖が彼らに襲い来ることとなる。

 ちょっとしたポルターガイスト現象を見せた後、早々にその姿を出し惜しみせずに見せてくれる。

 それからは、スーパーボランティアと名乗り、種々の武器を持つ江野、イケメンでオレ様風の霊能者、ナナシと共に、麻里亜を護りながら、戦い、逃げる黒石と市川。

 果たして、そのモノの正体は何なのか、そして黒石たちは無事逃げ切れるのか。

 そのモノの姿は、何となく白石監督らしい造形だったかなという印象。

 ちなみに黒石を演じたのは白石監督自身であるが、終始撮影者ということで、ほとんどその姿、顔は見せず、さすがにちょっと監督として配慮したのかなという印象。

 クライマックスは、一転アクションが展開される。

 ナナシの能力も強力であったが、江野も口先だけでない強さであったな。

 決着はもう何でもアリという感は否めなかったが、ホラーとアクションを交えて面白い作品であった。

/5

監督:白石晃士
出演:堀田真由、飯島寛騎、筧美和子、宇野祥平、白石晃士、佐々木ゆみ、中野英雄、池谷のぶえ
於:新宿ピカデリー 

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