CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-154「悪人伝」(韓国)

2020年09月20日 09時10分08秒 | 韓国映画
二人の悪党が、もっと悪い奴を追う
 ある夜、ヤクザの組長チャン・ドンスが何者かにメッタ刺しにされる。奇跡的に一命をとりとめたドンスは復讐を誓い、すぐさま犯人探しに乗り出す。そこへ暴力的な一匹狼の刑事チョン・テソクが現れ、犯人は彼が単独で追っている連続無差別殺人鬼に違いないと明かす。
 情報提供を求めるチョン刑事に対し、最初は拒否していたドンスも相手が狡猾な殺人鬼と悟り、渋々ながらも互いに情報を共有して殺人鬼に迫っていくのだったが。(「allcinema」より)


 ある夜、見知らぬ相手にメッタ刺しにされ、瀕死の重傷を負うヤクザの組長、チャン・ドンス。

 一命を取り留めたドンスは、すぐさま手下を使って、犯人捜しを始める。

 同じような事件が発生し、連続殺人だと考える刑事のチョン・テソクは、ドンスが襲われたことを知り、彼に協力を求める。

 最初は突っぱねるドンスであったが、相手がかなり狡猾であることを知ると、渋々ながらも協力して犯人を追うことにする。

 警察とヤクザが協力して、殺人鬼を追うという異色の展開のバイオレンス。

 対立しながらも、共に殺人鬼を追うことによって、ドンスとテソクはどことなく友情を醸し出している雰囲気もあるが、それぞれ腹には別の思惑も抱えている。

 テソクは、刑事としてもはみ出し者。
 もちろんドンスの協力を得ることも独断で、上司にも報告していない。

 果たして、そんな警察とヤクザによる合同捜査の行方はどうなるのか。

 警察とヤクザと言うと、裏表で一番力がありそうな組織。そんな二つの力が追うので、殺人鬼もひとたまりもないかと思われるが、この殺人鬼は狡猾で冷酷。
 この殺人鬼の冷酷さも際立っていたな。

 クライマックス、殺人鬼の犯罪を立証するため、二人が取った行動が、また気持ち良さを感じさせるもの。

 バイオレンス・シーンも激しく、異色の展開。
 そして、ある意味気持ち良さも感じさせる結末で、惹き込まれる一本であった。

/5

監督:イ・ウォンテ
出演:マ・ドンソク、キム・ムヨル、キム・ソンギュ、キム・ユンソン
   オ・ヒジュン、チェ・ミンチョル、アン・スンポン
於:シネマート新宿

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