CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-326「ドクター・スリープ」(アメリカ)

2019年12月23日 01時04分49秒 | アメリカ映画
あいつらは餓えている
 40年前、雪山のホテルで惨劇が起き、父親に殺されかけた少年ダニー。大人になってからも深いトラウマを克服できず、アルコール依存症に苦しみながらも、今はホスピスで働き、“ドクター・スリープ”とあだ名されて終末期の患者たちから頼りにされる存在となっていた。
 ある日、そんなダニーのもとに謎のメッセージが届く。送ってきたのは彼と同じ特別な力“シャイニング”を持つ少女アブラだった。
 折しも巷では不可解な児童連続失踪事件が起きていて、やがて自分にも危機が迫っていることを察した彼女は、ダニーに助けを求めるのだったが。(「allcinema」より)


 1980年製作、スティーヴン・キング原作「シャイニング」の40年ぶりの続編。

 実は「シャイニング」はちゃんと観たことがなかったのだが、先日ケーブルテレビで放映してくれたので、そちらを鑑賞。

 ちょっと判りづらい部分もあった作品だったが、父親であるジャック・ニコルソンの怪演は印象的であった。

 ダニーは超能力を持っているというような子供という設定であったが、それが何かの終着になるという感じではなかったと思うのだが、本作ではその能力が活かされる展開となる。


 雪山のホテルの惨劇から40年。
 トラウマを克服できず、酒に溺れ、能力を隠して生きてきたダニー。

 そんなダニーは同じ能力を持つ少女、アブラとコンタクトを取り始める。

 それは文通のようなものであったが、ある日アブラは邪悪な女性、ローズ・ザ・ハットと仲間が犯した凶行を目撃し、ダニーに助けを求める。

 そしてダニーはアブラを助け、ローズと対峙するため、因縁の雪山のホテルへと足を運ぶ。


 ダニーにアドバイスを与える黒人の老人、ディックの存在。
 そして〝REDRUM〟という言葉などは前作を観たお陰で理解し得たもの。

 一応少年時代の姿も映し出されるのだが、前作の映像は使えなかったのか、新たなキャストで少年時代のダニーとその母親が描かれる。

 父親も一度登場するが、さすがにジャック・ニコルソンではなかったな。

 
 能力を持つ少年少女を殺しては、その生気を吸い取るローズとその仲間たち。
 
 彼女たちに狙われることとなったアブラを助けることにするダニー。

 前回はそれ程ダニーの能力が活かされる感じがなかったが、本作は能力者同士の対決。

 その能力を使うシーンは面白い。

 霊と思しきものたちが現れるホラー要素と超能力というSF要素が交わり、面白い作品だった。

/5

監督:マイク・フラナガン
出演:ユアン・マクレガー、レベッカ・ファーガソン、カイリー・カラン
   クリフ・カーティス、カール・ランブリー、ザーン・マクラーノン
   ブルース・グリーンウッド、ジョスリン・ドナヒュー、アレックス・エッソー
於:TOHOシネマズ新宿

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