CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-010「映画 イチケイのカラス」(日本)

2023年01月21日 13時00分30秒 | 日本映画
ゴールド免許の誇りがかかってるんです
 入間みちおが東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称・イチケイ)を去ってから2年が過ぎた。
 岡山県瀬戸内の長閑な町に異動した彼は、史上最年少の防衛大臣に対する傷害事件を担当することに。みちおは事件の背後にイージス艦の衝突事故が関係していることに気づくが、航海内容は全て国家機密のため調査は難航する。
 一方、イチケイでみちおと共に数々の事件を裁いた坂間千鶴は、裁判官の他職経験制度により、弁護士として働き始める。偶然にもみちおの隣町に配属された坂間は、人権派弁護士の月本信吾と組んで小さな事件にも全力で取り組んでいく。
 そんなある日、町を支える地元大企業に、ある疑惑が持ち上がる。(「作品資料」より)


 TVドラマの映画版。

 ドラマは放映しているのは知っていたが、未見。

 ただ「職権を発動します」の台詞だけは聞いたことあったな。

 岡山に異動した裁判官の入間みちおと、裁判官であり、今は弁護士をしている坂間千鶴が、別々の事件を担当しながら、やがてそれが結びついていくという展開。

 イージス艦と貨物船の衝突事故に関して、得意の職権を発動させた入間みちおであるが、国家によって妨害をされてしまう。

 坂間千鶴は、月本信吾という弁護士と組んで、苦しんでいる町の人たちのために仕事に取り組む。

 月本は、熱い想いを持った人権派の弁護士であるが、どこか裏がある感じも見せていたな。

 また、イージス艦の事故を捜査しようとするみちおの前に立ちふさがるのは、最年少防衛大臣である鵜城英二。

 やがて、町を支える大企業にある疑惑が生じ、坂間千鶴が原告側弁護士として調査に望むが、何者かがそれを隠蔽しようとしている様子。

 イージス艦と貨物船の事故もそれに関係しているようで、そこに鵜城も絡んでいるのではないかと思わされる。

 飄々とした感じでことに当たる入間みちおは面白かったな。

 疑惑の裏にある真相は、地方都市の抱える苦悩と絡ませたもののよう。

 みちおが釣りに何度か行くのだが、てっきり魚を釣って調べているのかと思ったら、そもそも目的は違うことにあったんだな。

 事件の真相を暴くサスペンス風という感じではなく、人間ドラマ風な事件の展開であったな。

 関わる事件が全て絡んでいるというのは面白かった。

/5

監督:田中亮
出演:竹野内豊、黒木華、斎藤工、山崎育三郎、柄本時生、西野七瀬、田中みな実、桜井ユキ、水谷果穂
   平山祐介、津田健次郎、八木勇征、尾上菊之助、宮藤官九郎、吉田羊、向井理、小日向文世
於:TOHOシネマズ池袋

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