CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-149「パラレルワールド・ラブストーリー」(日本)

2019年06月23日 09時49分52秒 | 日本映画
昨日も生牡蠣がとても美味しかった
 大学院生の崇史は、通学途中の車窓からいつも見ていた女性に秘かな想いを寄せながらも、名前すら聞き出せないまま卒業してしまう。
 最先端研究を行うバイテック社に入社した彼はある日、中学時代からの親友で同じ職場で働く智彦から恋人を紹介される。しかし智彦の彼女として崇史の前に現われた女性・麻由子は、なんと学生時代の崇史が電車越しに心奪われた相手だった。思いがけない再会で、激しい嫉妬に苦しめられる崇史。
 ところがある朝、崇史が目を覚ますと、麻由子は彼の恋人になっていて、2人は幸せな同棲生活を送っていた。その一方で智彦は姿を消してしまっていた。
 愛する麻由子の恋人が自分である世界と親友の智彦である世界、そんな異なる2つの世界が交互に現われ、混乱していく崇史だったが。(「allcinema」より)


 物語は、崇史が後の恋人となる麻由子との出会いから始まり、その後恋人同士として一緒に暮らしている姿が映し出される。

 しかし、気が付くと麻由子は、親友である智彦の恋人として現れる。

 麻由子が崇史の恋人である世界と、智彦の恋人である世界、そんな状況が交互に映し出される。

 しかも、麻由子と崇史が恋人の時は、智彦の姿はなく、アメリカ本社へ赴任したとされている。

 そんな状況が続くうち、徐々に違和感を覚える崇史。

 果たして、これはタイトルにあるように、崇史はパラレルワールドを行き来しているのか。


 原作は東野圭吾。
 読んだことはないので何とも言えないが、映像化するのは難しい話だったんだろうなという印象。

 二つの世界を行き来する様子が、自然な流れと言えばそうだが、ちょっと判りにくいというところもあったな。

 どちらが現実の世界なのか気になってくる中、徐々に真実にたどり着こうとする崇史。

 崇史、智彦、麻由子の3人が勤めている会社の研究がどことなく関係しているのではないかなという気もしてくる。

 会社内でも不可解な事件が起こったりして、少なからず謎が提起される。


 クライマックスに全てが明かされた時には、細かい部分、理由は別として、そういうことだったんだなという感想。

 二つの世界での出来事が、やや惹き込まれ辛かったかな。

 気になる設定の話ではあったが、納得感を得られるまではいかない作品だったな。

/5

監督:森義隆
出演:玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太、筒井道隆
   美村里江、清水尋也、水間ロン、石田ニコル、田口トモロヲ
於:新宿ピカデリー

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