CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-113「アガサ・クリスティ ねじれた家」(イギリス)

2019年05月02日 22時00分06秒 | イギリス映画
パーティは最高潮で去っていく
 一代で巨万の富を築いた大富豪レオニデスが毒殺された。私立探偵のチャールズは、かつて恋人だったレオニデスの孫娘ソフィアから依頼を受け、事件解決にあたることに。
 大邸宅にやって来たチャールズは、さっそく家族たちへの聞き込みを開始する。しかしレオニデスの前妻の姉イーディスや若い後妻ブレンダをはじめ、誰もが一筋縄ではいかない個性の持ち主ばかり。
 しかもその全員に殺害の動機があるという状況の中、捜査が遅々として進まないチャールズだったが。(「allcinema」より)


 ご存知、「オリエント急行殺人事件」等のアガサ・クリスティ原作のサスペンス・ミステリー。

 
 一代で巨万の富を築いた大富豪、レオニデスが死亡するが、毒殺の疑いが浮上する。

 レオニデスの孫娘、ソフィアの元恋人で、私立探偵のチャールズ・ヘイワードは彼女の依頼で事件を調べることになり、レオニデス家へと赴く。

 そこに住まう人々は、心のねじれた者たちばかりであった。

 果たして、レオニデスは毒殺されたのか、その犯人は誰なのか。


 上流階級で起こった殺人事件に、その周囲の一筋縄ではいかない人々。

 王道的なミステリーという感じではあるな。

 そんな上流階級の人々の裏を探り出そうとするのが、私立探偵のチャールズ。

 本作はポワロではないんだな。

 チャールズはまだ若いということで、それ程裏に潜む闇を暴き出すという感じでもなく、また推理を働かせるシーンもほとんど無かったような。

 大富豪の死となると、やはり遺産相続が焦点となりそうな展開。

 調査の依頼をしたソフィアもそうだが、後妻から息子夫婦、そして先妻の妹で大伯母と呼ばれている女性と、それなりに怪しい人物はいっぱい。

 いったい犯人は誰なのかと気になるところに、第二の殺人が起きる。

 心のねじれた人物ばかりが現れる中、真実は思わぬもの。

 本当に心のねじれていた人物は別にいたんだな。

 個人的には、少々掟破りの犯人という気がしないでもなかったが、オーソドックスとも言えるミステリーで、楽しめた一本であった。

/5

監督:ジル・パケ=ブレネール
出演:グレン・クローズ、テレンス・スタンプ、マックス・アイアンズ
   ステファニー・マティーニ、ジリアン・アンダーソン
   クリスティーナ・ヘンドリックス、ジュリアン・サンズ
於:シネマート新宿

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