CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-125「ポップスター」(アメリカ)

2020年07月06日 10時00分58秒 | アメリカ映画
生き残ってくれて、ありがとう
 2000年。学校で同級生が起こした銃乱射事件に巻き込まれて生死の境をさまよった14歳の少女セレステ。
 懸命のリハビリで復活した彼女は、姉のエレノアと共に作った鎮魂の歌を追悼式で披露し、全米の注目を集める。すぐに敏腕マネージャーが付き、セレステは瞬く間にスターへの階段を駆け上っていく。
 2017年、31歳のセレステは、度重なるスキャンダルとアルコールで、スターダムから転落していた。
 それでも歌への情熱だけは持ち続け、キャリアの集大成となるアルバムをひっさげ、復活を懸けたツアーの初日を迎えようとしていたセレステだったが。(「allcinema」より)


 14歳の時、学校での銃乱射事件に巻き込まれ、瀕死の重傷を負いながら、一命をとりとめ、その後ポップスターへの階段を上っていくセレステ。

 そして18年後、スキャンダルによって活動休止に追いやられていた彼女が、再起をかけたステージに立つ。

 そんな二つの時代のセレステの姿を描いた音楽ドラマ。

 
 スターになっていく者の栄華と零落を描いた作品というのは、これまでにもあったが、本作ではセレステがスターダムを駆け上がっていく姿は描かれていたものの、堕ちていく過程は描かれていなかったな。

 18年後には、すでにスキャンダルによって活動休止に追いやられていたようだが、その理由はハッキリとは言及されない。

 ただ、再起をかけたステージに挑む姿と、それに対する希望と恐怖が描かれているような感じ。

 14歳の時に銃乱射事件に巻き込まれ、生死の境をさまよったセレステは、その後追悼のために教会で歌ったことが注目され、スターダムの階段を上っていく。

 そして、18年後の再起をかけたステージに立とうとしていた矢先、海外で銃乱射事件が発生するが、その時犯人たちが流していた音楽が、セレステの歌。

 この事件に対し、セレステがどのように対処するのか、ステージにどのように影響するのかと気になったところではあったが、こちらもハッキリとした対処は見せなかったな。

 18年後のセレステを演じたのは、「マイティ・ソー ダーク・ワールド」等のナタリー・ポートマン。
 最後のステージは聞き応えのあるものだったが、実際に彼女が歌っているのかは不明。

 少々、物語としては、セレステの心の動きや、栄華と零落の描き方がアッサリしていた印象を受ける作品だったな。

/5

監督:ブラディ・コーベット
出演:ナタリー・ポートマン、ジュード・ロウ、ステイシー・マーティン
   ラフィー・キャシディ、ジェニファー・イーリー
ナレーション:ウィレム・デフォー
於:シネプレックス幕張

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