CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-305「ルパン三世 THE FIRST」(日本)

2019年12月08日 21時50分06秒 | 日本映画
ロマンチストでなきゃ考古学者にはなれないの
 20世紀最高の考古学者ブレッソンが遺した秘宝ブレッソン・ダイアリー。その謎を解いた者は巨万の富を手にすることができるといわれていたが、あのアルセーヌ・ルパンですら盗み出すことに失敗していた。
 そんな因縁のお宝を狙うルパン三世は、考古学に精通している少女レティシアと出会い、彼女と手を組んで宝の謎を解くことに。
 しかし、同じくブレッソン・ダイアリーを狙う秘密組織の研究者ランベールと、組織を操る謎の男ゲラルトが2人の行く手を阻み、ここに壮大なお宝争奪戦が勃発する。(「allcinema」より)


 人気アニメの劇場版最新作。
 そしてシリーズ初の3DCGで製作された作品。

 賛否両論はあるようだが、今年亡くなった原作者のモンキー・パンチが3DCGを切望していたらしいので、良かったのかな。


 第二次大戦中に遺された秘宝、ブレッソン・ダイアリーを巡ってルパン三世と仲間たち、そして謎の組織を操る男、ゲラルトと研究者のランベールの間に勃発する争いを描いたアクション・アドベンチャー。

 考古学に精通している少女、レティシアと手を組み、ブレッソン・ダイアリーの秘密を解き明かし、中に隠されていたものを見つけ出そうとするルパン三世。

 そして、その隠されていたものが世界を変えてしまうほどのものであることを知る。


 3DCGの映像に関しては、それ程気にすることなく観られたな。

 そして、いつものように繰り広げられる謎解きとアクション。

 加えて、ファミリーと言ってもいいような次元や五右衛門、不二子、そして銭形と共に、謎解き、そしてゲラルトとの対決に挑む展開に惹き込まれる。

 個人的に気になっていたのは、この話の時代設定がいつだったのかということかな。

 そして五右衛門の決め台詞が無かった。
 その昔、映画館で上映された作品でこの台詞が発せられると、拍手と感嘆が起こったという話も聞いたことあったんだが、残念。


 レティシアの出生の秘密はすぐに判ったし、彼女を引き取ったというランベールの正体もすぐに知れるところ。

 ルパンのキャラは魅力的なところも多く、一緒に行動を共にしていたレティシアも彼に惹かれていくよう。

 ラスト・シーンなど、どこかしら「ルパン三世 カリオストロの城」を意識したような感じがあったな。

 まあ、情感的な部分は弱かったかなと思ったが、謎解きとアクション、そして仲間たちとの関係など、これまでと変わらぬ魅力的な作品だった。


 ゲスト・キャラであるゲラルトの声を藤原竜也が当たっていたが、声の熱さに対しキャラがクール系だったのに、やや違和感あったかな。

/5

監督:山崎貴
声の出演:栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき
     山寺宏一、広瀬すず、吉田鋼太郎、藤原竜也
於:新宿ピカデリー

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