CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-315「インファナル・アフェアⅢ 終極無間」(中国・香港)

2023年11月26日 12時04分23秒 | 香港映画
明日が過ぎれば無事だ
 警察とマフィアそれぞれに内通者がいたことが発覚し、激しい抗争へと発展した事件から10カ月後。警察官として生きる道を選んだラウは、警察内部に残る潜入マフィアたちを次々と始末していく。
 そんな中、エリート警察官ヨンが大物密輸商人シェンと接触していたことを知ったラウは、ヨンが潜入マフィアであると確信し身辺を探りはじめる。
 かつてのヤンの姿に自分を重ね、運命を変えるべく最後の闘いに臨むラウだったが、その背後には真相を知る者の気配が忍び寄っていた。(「作品資料」より)


 「インファナル・アフェアII 無間序曲」に続く3部作の第3弾にして完結編。

 3作同時公開された4Kリバイバル版にて鑑賞。

 2005年に公開され、その時にも鑑賞しているが、さすがに内容はよく憶えているな。

 ヤンが死んだ事件から後、ラウは警官として生きることを誓い、警察内にいるマフィアの内通者を一掃することに心血を注いでいる。

 そんな中、警官のヨンが密輸商人のシェンと極秘裏に会っているという情報を得、ラウはヨンを監視する。

 そんなラウの行動と、少し前、ヤンがまだ生きている頃のヨンやシェンとの絡みが並行して描かれる。

 果たして、ヨンはマフィアの内通者なのか、そしてラウは警官として生きていけるのか。

 第1作である「インファナル・アフェア」に繋がっていく出来事も描かれ、ヤンが左手にギブスをしていた理由なども明かされていき、納得するような展開。

 そして生き残ったラウは、正に無間地獄に陥ったかのようになっていく。

 自らを同じ潜入で、警官であったヤンに重ねていくラウであるが、その言動がエスカレートしていき、やがて思わね言動を取るようになってしまう。

 もうラウは生き地獄にいたということなのだろう。

 ラスト・シーンは、1作目の冒頭に繋がって終わる。

 全編を通して使用される歌も印象的で、そして2人の潜入が辿る運命も印象的なサスペンス・ノワールであった。

/5

監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック
出演:アンディ・ラウ、トニー・レオン、レオン・ライ、チェン・ダオミン、ケリー・チャン、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、サミー・チェン、カリーナ・ラウ、エディソン・チャン、ショーン・ユー
於:シネマート新宿

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