CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-214「狂武蔵」(日本)

2020年12月31日 10時41分30秒 | 日本映画
あと何人いんだ?
 1604(慶長9)年。
 宮本武蔵とのこれまでの決闘で師範の吉岡清十郎とその弟・伝七郎を失った吉岡一門は、三度目の決闘の場に一門の100人に、金で雇った他流派300人を加えた400人を潜ませ、なりふり構わぬ計略で武蔵の首を獲りにかかるのだったが。(「allcinema」より)


 「RE:BORN リボーン」等のTAK∴主演のアクション時代劇。

 9年前に製作されたらしいが、日の目を見ず、今回新たに撮影を加え、完成にこぎ着けたらしい一本。

 本作のウリは、77分間1カットによる宮本武蔵と吉岡一門及び他流派合わせた400人との対決シーン。

 冒頭と最後のシーンは今回新たに撮影されたもののようで、「キングダム」等の山﨑賢人も出演していたが、彼であった必要はあったのかなという印象。

 ちなみに吉岡一門の重鎮として斎藤洋介が出演していたが、本作が遺作となってしまったな。

 
 77分に亘る武蔵と吉岡一門たちとの対決シーンは興味深いものであったが、もちろん戦いのシーンばかりで、いつまで続くんだろうという感じであったな。

 途中、一門同士の確執があったり、吉岡一門のやり手と武蔵の1対1の対決シーンなども織り交ぜていたが、悪い意味で言うと、長かったなという印象。

 まあ武蔵を演じるTAK∴は大変だったろうなとは思う。

 次々と斬られていく吉岡一門の面々であったが、斬られて倒れた人物が見切れる前に立ち上がってフレームアウトするというシーンがあったな。

 もうワンカットだから仕方なかったのかな。

 何分かの長回しのアクション・シーンというのは観たことあるが、77分もひたすら対決。
 アクション・シーンという作品は観たことなかっただろうな。

 興味深い作品で、TAK∴の頑張りは称賛出来るが、ストーリー重視で観ると、やや物足りなさを感じる作品ではあったかな。

/5

監督:下村勇二
出演:TAK∴、山﨑賢人、斎藤洋介、樋浦勉
   原風佳、西明彦、木村皐誠、山中アラタ、森本のぶ
於:新宿武蔵野館

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