CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-087「グッドライアー 偽りのゲーム」(アメリカ)

2020年03月07日 23時49分44秒 | アメリカ映画
あなたを深く想う
 一人暮らしの老人ロイが出会い系サイトで知り合ったのは、夫を亡くしたばかりの高齢の資産家ベティ。互いに孤独な2人は急速に距離を縮めていく。しかしロイの正体はベテラン詐欺師だった。
 世間知らずなベティを信用させ、全財産を騙し取ろうと着々と計画を進めていくロイだったが。(「allcinema」より)


 お互い伴侶を亡くした高齢のロイとベティは出会い系サイトで知り合い、意気投合していく。

 タイトルにも嘘吐きとあるので、お互い隠し事をしながらの恋愛モノかと、わずかながら思ったりもしたが、実はロイはベテランの詐欺師で、狙った相手から大金を騙し取っている。

 しかも、かなり冷酷無比でもあり、相手を痛めつけたり、更に命を奪うことも厭わない様子。

 そんなロイは、ベティと近づいていくが、ベティが資産家であることを知り、彼女の金を奪おうと計画を進めていく。

 しかし、詐欺のカモと考えていたベティに対し、本当に情が移り始めたロイ。

 果たして、ロイは本当にベティに対し、詐欺を仕掛けるのか、それともベティと本当の愛情を育むようになるのか気になるところ。

 何となく、もしかするとベティも詐欺師で、逆にロイを騙すのではないかという、この手の話ではオーソドックスな展開になるのではとも思わせる。

 しかし、ロイとベティがベルリンへ旅行に行った時に、思わぬ真実が明らかにされ、物語はどこへ向かっていくのか判らなくなる。

 そして、クライマックスには更なる驚きの真実が明かされるという展開。

 単なる騙し合いに終わらない展開で面白かったな。

 話として、甘いラブストーリーにもなりそうであったが、全く甘くない結末であった。

 ただ、ロイの詐欺自体は甘いような気がしたな。

 
 ロイを演じた、「キャッツ」にも出演していたイアン・マッケランと、ベティを演じた「くるみ割り人形と秘密の王国」のヘレン・ミレン。
 2人の演技にも惹き込まれるものがあったな。

/5

監督:ビル・コンドン
出演:ヘレン・ミレン、イアン・マッケラン、ラッセル・トベイ、ジム・カーター
於:TOHOシネマズ日比谷

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