CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-088「スケアリーストリーズ 怖い本」(アメリカ)

2020年03月08日 01時00分39秒 | アメリカ映画
物語は人を傷つけ、人を癒す
 ハロウィンの夜、男ともだちと町外れの幽霊屋敷に忍び込んだステラ。地下室で一冊の本を見つけ、そのまま持ち帰ってしまう。
 すると翌日から、彼女の周りで次々と子どもたちが行方不明になる事件が発生する。
 なんと、その本が勝手に新たな恐怖の物語を書き始め、その中に主人公として登場した子どもたちに物語と同じことが起こっていたのだったが。(「allcinema」より)


 1968年を舞台として、幽霊屋敷と呼ばれる家で見つけた一冊の本によって恐怖に陥ることになる少年少女たちの姿を映し出すホラー。

 ステラは、男友達と共にハロウィンの夜に忍び込んだ幽霊屋敷で見つけた一冊の本を持ち帰ってしまう。

 それは、その屋敷で自殺を図ったと言われる女性の持ち物のと思われる本。

 しかし、その本は勝手に物語を綴り始め、そこに登場するのは、ステラの周囲の人ばかり。
 そして登場人物となった者は、その物語と同じ運命を辿り、行方知れずとなってしまう。

 本の呪いを知ったステラたちは、何とかその呪いから逃れようと奔走する。

 
 本に描かれるのは、当然恐怖の物語。
 それが現実となっていくという恐怖を描いている。

 その恐怖もさながら、綴られる物語によって登場するのは、クリーチャーたち。

 製作には「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロも当たっており、いかにも彼らしいクリーチャーたちだったなという印象。

 そんなクリーチャーたちが迫り来る恐怖というのはあったが、ぞくぞくするような怖さは無かったかな。

 アメリカ作品らしいホラーだったという印象。

 その本に書かれる物語の主人公になってしまう理由は呪いのようであるが、何故にステラたちがその標的となるのかは、今ひとつハッキリしなかったな。

 果たして、ステラたちはその呪いを解くことが出来るのか。

 1968年を時代設定とし、少年少女が恐怖に陥り、それを打ち破ろうとする展開。
 何となく「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」を思い出させるが、本作も続編あるかもな。

/5

監督:アンドレ・ウーヴレダル
出演:ゾーイ・コレッティ、マイケル・ガーザ、ゲイブリエル・ラッシュ
   オースティン・エイブラムズ、ディーン・ノリス、ギル・ベローズ
   ロレイン・トゥーサント、オースティン・ザユル、ナタリー・ガンツホーン
於:新宿バルト9

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