CINECHANが観た映画について

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基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-314「怪人の偽証 冨樫興信所事件簿」(日本)

2024年10月14日 20時24分45秒 | 日本映画

複雑な話、好きやで

 刑務所から出所した元ヤクザの朝倉哲は、保護司である津田のもとに身を寄せることになり、津田の自宅2階を間借りして興信所を営む探偵・冨樫と知り合う。津田は哲に社会復帰のため冨樫の探偵業を手伝うよう勧め、冨樫も渋々ながら哲を受け入れる。

 そんな中、冨樫のもとにストーカー被害に悩む城沢ゆりからの依頼が舞い込む。

 当初は簡単な依頼だと思われたが、やがて京都の街で頻発する神隠し行方不明事件との関連が浮かび上がり、事態は冨樫の思わぬ過去にまで波及していく。(「作品資料」より)

 

 京都の街を舞台に、探偵の冨樫と刑務所帰りの元ヤクザ、哲がコンビを組んで事件にあたる様を描いたサスペンス・スリラー。

 保護司の津田の勧めで冨樫の下で働くこととなった哲。

 2人はある女性の身辺警護にあたっていたが、突然その女性が行方をくらましてしまう。

 2人は彼女の行方を捜すが、やがて京都で頻発している神隠し行方不明事件に関わっているのではと推測する。

 ここで話を聞くのが、都市伝説などを専門としている男。

 話はオカルト的な雰囲気になっていく。

 更にかつて刑事だった冨樫が、刑事を辞めるきっかけとなった事件の容疑者との関わりも出て来る。

 果たして神隠し事件の真相は。

 京都の街を奔走する2人の姿を描き、そこにオカルト的要素を加えている。

 アクション、格闘シーンもあるが、型を決めるアクションではなく、現実的な争いを描いており、これが真実だなと思わされる。

 果たして冨樫と哲は行方不明の女性を見つけることが出来るのか。

 探偵モノにオカルトが絡み、興味深い作品だった。

 しかし、最後は事件を解決したのか、ハッキリしない終わりだったな。

 ラストにはしっかり〝to be continued〟の文字が。

/5

監督:福田航平

出演:大根田良樹、伊藤大晴、脇田敏博、大石隆希、氏師出雲、佐波太郎、内田竜次、ワーキング西、ヤリビト、吉岡諒、石井陽

於:池袋シネマ・ロサ


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