CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-315「シビル・ウォー アメリカ最後の日」(アメリカ)

2024年10月15日 00時05分36秒 | アメリカ映画

期限切れの抗不安薬を持っている

 連邦政府から19の州が離脱したアメリカでは、テキサス州とカリフォルニア州の同盟からなる「西部勢力」と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。就任3期目に突入した権威主義的な大統領は勝利が近いことをテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。

 戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリストは、14カ月にわたって一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うべく、ニューヨークからホワイトハウスを目指して旅に出る。

 彼らは戦場と化した道を進むなかで、内戦の恐怖と狂気を目の当たりにしていく。(「作品資料」より)

 

 アメリカが分裂し、内戦が起きているという近未来を舞台としたアクション・スリラー。

 どのようにして内戦が起こったかなど、経緯に言及はしていない。

 既に内戦は起きていて、どうやら終焉に向かっているようである。

 そんな中、4人のジャーナリストが大統領を取材するため、ニューヨークからワシントンD.C.へと向かう。

 その道中で内戦による恐怖と狂気に遭遇する様が描かれる。

 有名報道カメラマンのリー・スミスと記者のジョエル、そしてライバル会社の記者、サミーとリーに憧れ、報道カメラマンになることを望むジェシー。

 彼女らは道中、戦闘に遭遇し、危険な状況になったり、カメラを構えたりする。

 ある町では、内戦など起きていないかのように過ごしている人々に出会う。

 そして狂気を帯びた兵士との遭遇。

 アメリカ人以外を排除するような行動。

 これは、この作品内に限らぬことなのかも。

 クライマックスは、西部勢力がワシントンD.C.を攻撃し、それに帯同するリーたちが描かれ、内戦らしい展開となる。

 そこでのリーとジェシーの対照的な行動、そして悲劇。

 しかし、ことは進んでいく。

 アメリカの内戦という興味深い設定下での話であった。

 確かにこの結末によってアメリカの終わりを表しているのかもしれないな。

/5

監督:アレックス・ガーランド

出演:キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニー、ソノヤ・ミズノ、ニック・オファーマン、ジェシー・プレモンス、ネルソン・リー、エバン・ライ

於:グランドシネマサンシャイン池袋


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